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訃報   Nao  逝く 

お世話に成りました


 Nao 本日、自宅にて遺体で発見されました。

 親族の私としては自業自得としか言えません。

 
 御心配を掛けた方にはお詫びを申し上げたいですが、素直にそのような心にはなれません。



 
彼が最後に私に言った言葉



 「入院は嫌だし、酒を朝から飲むのは絶対止めない。」













投稿者: イノボン (Naoの兄)

[編集長-ひとこと]

 当ブログ 副編集長のNao氏が亡くなっていたという知らせを、Nao氏の実兄であり僕の幼馴染でもある イノボン 氏から受け取った。

 享年 44歳。
 

 彼は、数年来の鬱病とアルコール依存症と闘っていた。

 自宅での引きこもり状態を危惧していたが、タマに温泉などに連れ立って出かけたりと、元気な面も見せていた。

 5月の中旬ぐらいから、急に状態が悪くなったのか、僕からの電話もメールも受け付けなくなり、連絡が途絶えてしまい、後はNao氏の家の近くに住む彼の兄に委ねるしかなかった。

 10月になり気候も良くなってきたので、なんとか彼を温泉にでも連れ出そうと思って、自宅に訪ねる予定だったのに・・・


 今は、ああしておけば、ああ言っておけば...の後悔しかない。

 泣くしかない状態です。


 Nao氏の最後の原稿が手元にあるので、日を改めて掲載したいと思います。

 そして、追悼記事の掲載や彼が残した写真を公開する予定です。


 Naoさん安らかに・・・






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谷村有美 コンサート

谷村有美おでかけツアー2012  なんばHatch


 みなしごハッチではなく、なんばHatchに、「谷村有美おでかけツアー2012 これからもおそばに ~笑顔~ 今、私たちにできること」に行って来ました。


 初めて生で観る 谷村有美 はジーパンにセーターのラフな服で出てきたのですが、とてもスタイルが良く、歳を感じさせないピアノのパワーと変わらずのクリスタルボイスに感嘆しました。

 しかも、1月生まれの人達に名前を聞いてくれて、もちろん僕も手を上げて「naoでーす」と叫びました。

 そんな僕達にハッピーバースデーソングを歌ってもらいました。

 しかもコンサートはピアノとシンセサイザーのみのオール・シッド・ダウン・スタイルで、前列八席のド真ん中を取っていて堪能出来ました。

 途中までは。


 来る前に551の蓬莱で焼売とビールをシバいて来たのが悪かったのか。

 尿意をもよおしました。

 どうでもいい話ですが、食事を終えた家族連れが店員さんにグリコの看板の行き道を聞いてるらしく、ひとしきり道の説明をした店員さんが、「東京からですか?」 と聞くと、奥さんが 「主人が、、、、放牧民で」 と、空耳が聞こえて吹き出しそうになる。


 そんな話はどうでもいいのだが、問題は僕の尿意である。

 皆さんもご周知の通り、便意には波があるが尿意は情け容赦なく降りかかって来る。

 手拍子の一拍一拍が膀胱を刺激する。

 MCに入りメールの紹介を谷村さんがしている。

 何でも夫婦喧嘩したとか。

 
 冗談じゃない。こっちは膀胱のなかで理性と生理が喧嘩してるんだぜ。

 しまいには、どこからか漂って来るMG5の匂いも煩わしくなってきて、思わず八つ当たりしそうになる。

 笑いを誘うMCも一つも耳に入って来ない。

 これではコンサートを観に来たのか、尿意と闘うべく来たのか分かったもんじゃ無い。

 チケット高かったんだぜ。


 やがて、コンサートも佳境に入り谷村さんがステージから去って行った。

 ようやく尿意から解放されると思った矢先、当然と言おうかアンコールが始まった。

 しかも、アンコール曲はノリノリの曲で。

 オール・スタンディングへ変わった。

 おまけに 「カモン!」 の掛け声と共に皆んなでジャンプしている。


 アホかコイツら?

 お前ら本当に小便をしたくないんだな、と自分で自分を言い聞かす。


 最期に 『ありがとう』 と言う曲で少し癒された感はあるが、尿意に変わりはない。

 そして、ホール内に灯かりが灯り、本当にコンサートが終わった。


 と、突然キチガイがわめき始めた。

 キチガイの言っている事だから、何を言っているのかわからない。

 どうやら、三本締めをしたいとか。

 キチガイの、ヨーっと叫ぶ声と共にシャンシャンシャンと始まった。

 
 本当にやめてくれ。

 僕の膀胱の中では堀口元気と関拳児が闘っている。

 そして三本締めも終わり、トイレへと一直線に向かう僕。

 案の定トイレは長蛇の列だ。

 
 ふっ。分かっていたさ、そんな事。

 そんな時の為に、予めなんばウォークのトイレの場所をチェックしていた。

 ざまあみろと誰とは無しに心のなかで呟いてみる。


 すると。

 奇跡と言おうか。

 2階トイレがガラガラだ。

 やっとだ。やっとこれで尿意から解放される。

 男便に向かって勢いよく飛び出る僕の小便。

 
 そして。

 谷村有美の旦那さんが社長をつとめるマクドナルドで、グランド・キャニオン・バーガーを買って家路に着くのであった。





谷村有美☆最後のKISS (YouTube 動画)

(時間帯や接続状況により動画が視聴できない場合は、時間が経ってからどうぞ)








投稿者: Nao

[編集長-回想]

 僕にとっての谷村有美は、FM802のノリのいいD.Jのねーちゃん、というイメージしかなかった。(笑)

 僕が車を運転してるときは、たいがい、ラジオから谷村有美の声が聞えていた。

 まぁ、歌も歌っているなぁ、というイメージでしかなかったけれど、アップル・コンピューターの社長と結婚した時は、ビックリしたわ。超・玉の輿やからね。

 そして旦那は、今や日本マクドナルドの社長兼会長。

 
 片や、僕はマクドナルドのコーヒーが、いくら飲み放題だからといっても、毎回必ず3杯を飲む貧乏人・・・






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新年会

正月に友人、野郎四人で新年会をしました。


 料理人である友人の提案で、鍋に豆乳を投入して浮いてきた湯葉を 「引き揚げ湯葉」 として、チビチビ酒を飲みながら、まったりしました。

 
 で。残った豆乳に昆布と鰹出汁を張って、味噌を溶かし入れて、牡丹鍋をいただきました。

 好物が鰻、松茸、牡丹鍋の僕は至福の時を過ごしました。


 食べ終わりゆっくりしていると 「さあ麻雀」 と始まりました。

 麻雀?

 しかも金をかけると言います。


 生活保護の僕は、そんな麻雀に参加出来るはずもなく拒否すると

「まあまあまあまあ」 と、まあを四回言われて無理矢理参加させられました。

 幸い千円ほど浮いたのですが、負けてたら、と思うとゾッとします。


 大体何で僕が麻雀を知ってるかと言うと、中学校の時にたまり場だった家が雀荘みたいな家だったからで、そこで小遣いを先輩にムシリ取られたからです。

 そもそも麻雀て何で友人、先輩後輩の間で何で金の奪い合いをしなければならないのだろうか?

 その一方で、めちゃくちゃ面白いゲームである事も事実です。


 麻雀。

 不思議なゲームです。





「麻雀悲歌怒楽怒楽」 阿部敏郎 (YouTube 動画)

(時間帯や接続状況により動画が視聴できない場合は、時間が経ってからどうぞ)









投稿者: Nao

[編集長-ひとこと]

 4人集まれば、東南西北(トンナンシャーペィ)で麻雀が始まったりするのは、オッサンの常。

 実は僕は、麻雀のルールを詳しくは知らない。麻雀漫画を読んでいたので、だいたいの大まかなルールしか知らない。(笑)

 何故、知らないかというと、麻雀はギャンブルの中でも実力と経験がものを言うものなので、未経験者が参加するとほぼ100%負けるからなのである。

 授業料という名目で巻き上げられる金を支払いたくなかったので、学生の時も先輩連中の麻雀にも一切参加しなかった。

 それに、ゲームとか言って、街中には雀荘が存在するけれど、立派な賭博で、掛け金が大きいと警察に逮捕されるのだ。

 少額(数千円)なら、お目こぼしということで、夕食やゴルフ場のプレイ料金を賭けるゴルフなんかと一緒の扱い。

 
 そして、一番の理由は、Naoさんんも書いている通り、仲間うちの金の強奪合戦だからである。

 結局、勝った者がその場の飲食を奢ったりすることが多いし、仲間内だけで金が流通してるだけだ。

 競輪や競馬のように国が認める公営賭博で、勝って得た金なら友人知人に奢っても、外部から得た金だし、何のおとがめも無いしね。


 ということで、現在、僕は一切のギャンブルをやめました。

 やるとしても、旅行に行ったときに缶ビールとかを賭けてポーカーをするくらいか。。。






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男が落ちている

ニシナリ(大阪市西成区)では、オッサンがよく落ちている!



 → Anthony's CAFE ANNEX で、観察するっ!







投稿者: Nao






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あなたにあえてよかった

先日、携帯で熟女の画像を検索してると古い友人からの電話が鳴った。


 本当に久しぶりの電話に、しばらくお互いの近況報告を交わし、やがて彼はOさんの話を始めた。

 Oさんとは、サラリーマン時代のふたり共通の上司で、僕達が会社を辞めてからも飲みに誘ってくれ、僕達の愚痴も真剣に聞いてくれる本当に恩師のような人だった。

 そのOさんが亡くなられた。


 享年五十五歳。

 癌だった。


 三年前に、僕は友人から肺癌の摘出手術を受けられた、と聞いていたが便りが無いのは何とかで、日常に埋没されていた。

 友人も久しぶりにOさんに電話してみたら未契約の案内だったので不審に思い、息子さんに電話したところ去年の春に天命をまっとうされたと。

 息子さんによると癌はやがて脳に転移し、恐らくはご親族以外に自分の姿を見せたくなかったのだろう、故郷の雪国に病院を移り、雪溶け花萌える中ひっそりと息を引き取られた。


 生前のOさんは営業マンでトラッドを着こなすお洒落な方で、酒をこよなく愛し、エリック・クラプトンを愛し、仕事を愛し、僕達のような馬鹿者にも付き合ってくれた人だが、世の中に不器用だった。

 会議でも、いつも一人で正論を述べるOさんは、営業課長でありながら社内から疎んじられる存在となり辞職を余儀なくされ、そして奥様との離婚へと発展していった。、

 
 若造だった僕は、Oさんに社会も夜も何もかも教えてもらい、今でも尊敬できる唯一の上司だ。

 いつも、Oさんと友人と僕と三人で飲んでいた。

 笑い顔はいつも淋しそうだった。

 孤独だったOさん。


 明日は友人が半ドンなので、昼から追悼のため飲みに行きます。

 最期まで格好よかったOさんに、昼ビアで乾杯!







投稿者: Nao

[編集長-ひとこと]

 上司と楽しい酒を飲めたNaoさんが、うらやましい。

 僕は、上司とかボスとかと飲みにいくのが、好きではなかった。

 何かと言うと、楽しく飲んでいても仕事の話に戻ることが多かったし、得意先に対しての接待役を任せられることが多かったからだ。

 それに、上司相手だと緊張するし、100%本音をさらけさせないのが辛かったからもある。


 兄貴のような存在の上司にめぐり会えたNaoさんは、幸せだよ。



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けいおん!!

『けいおん!!』が終わった。


 こうなればDVDやCDを買わねばならない。

 で、検索してみると

 *初回限定盤は「着せ替えジャケット仕様」!


 ???

 着せ替えジャケット?

 と言う事は、澪にあんな服を着せたりこんな服を着せたり、そんなイケナイ事や過激に危ない事や...


 それよりも、あずさの上履きを剥ぎ取って匂いを嗅ぎ

 「naoさん!何をしているのですか!早く返して下さい!!」

 ヘッヘッへ。あずさの足の匂いはたまらねえぜ。あずさは上履きを返して欲しいのかい?

 「当たり前です!いい加減にして下さい!返して欲しいに決まってるじゃないですか!」


 じゃあ返して欲しけりゃ、あずさのソックスを脱いでよこしな。そうすりゃ上履きは返してやるからよ。

 
 こんな深夜に、僕は一人で何をブツブツ書いておるのだ。

 
 ともかく、放課後ティータイムの学園祭ライブ、お疲れさまでした。

 このアニメを機会に楽器店に高校生が集まって、新しいバンドマンが育てばいいなと思ってます。

 桜高軽音部。

 これからこれから。







投稿者: Nao 

[編集長-ひとこと]

 Naoさんの妄想は、お見事!

 着せ替えジャケットって、DVDなんかのパッケージが変更できるってだけなのに...(うぷぷ)


 しかし、けいおん!! の人気はスゴイね=

  映画版のほうが12月に上映予定で今も製作中なのに、もう、劇場前売り券がオマケ付き(特製クリアファイル)で発売されるみたいだ。

 まだ、8ヶ月弱もあるのに~~っ。


 → 『けいおん!!』(TBS) 公式HP




けいおん




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Sunset on gifu country

岐阜県某所にて。此方では珍しい晴天の冬の夕暮れを撮影!



Anthony's CAFE ANNEX で、暮れなずむ っ!




投稿者: Nao

[編集長-ひとりごと]

夕暮れ時は さびしそう とっても一人じゃ いられない♪



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国民の力で景気を取り戻そう

奥穂高 雪景

変わらぬ不景気に悩まされている日本である


 が、現在、私がお世話になっている職場のホテルは、キャパシティ130名様に対して、連日100名様を超えるお客様にお越しいただき、毎日が残業の盛況ぶりである。

 その理由は、特に変わった事をしている訳では無く、営業マンの努力と知恵を存分に発揮させる、支配人の理解があるだけである。

 ただ、それだけの理由で、正社員さんは年に二回の賞与に加え、この三月には臨時ボーナスの支給もあり、慰安旅行も年二回である。

 又、私の上司の知人の長野の温泉ホテルは、社長のアイデアだけで二月の稼働率が98%と言う、あり得ない数字を弾き出しておられる。

 こちらの社長はかなりのアイデアマンで、六年前からデトックス料理を配し、常に流行の最先端を走っておられると聞く。

 
 翻って、現在の日本の不況の正体は何であろうか?

 私が初めて入社した会社で、徹底的に教えられたのが 「売れない時でも安売りするな。安売りするのは誰でも出来る。その前に知恵を働かせよ」 との社訓である。

 もちろん、人であるから安い商品は魅力であろうが、現在は安物を只、並べて 「安い安い」 と喧伝しているだけではないだろうか?

 かの牛丼チェーンの吉野家の謳い文句は 「安い 早い うまい」 であった。

 つまり安いだけでは無く早いだけでも無く、うまいだけでも無く 「早い 安い うまい」 の三拍子を揃え、その上に 漫画家 「ゆでたまご」 両氏との連携で 「キン肉マン」 に登場させ* 牛丼の一大ムーブメントを醸し出された。

 内容の是非はともかくとして、かなりの経営戦略である。


*編集部・注: 現在ではライバルの牛丼チェーン 「すき家」 が、キン肉マンをキャラクターに起用し、キャンペーンを展開中。



 又、経営の神様であられた、故、松下幸之助氏は、大不況の折り、人件費削減しか会社は生き延びる方法は無い、と入院中の松下幸之助氏に訴える会社幹部に対して、病床のベッドの上から、 「なあ、ワシは思うんや。従業員のクビを切るのはいつでも出来る。でも、クビを切られた従業員の明日からの生活はどうなる?ワシは自分を慕ってくれる従業員が可愛くてしょうがないんや。経営者として簡単にクビを切る事は出来ん」 と。

 そして 「君、悪いけど今すぐ工場ラインの製造を半分にして、現場の工員に在庫の路上販売に走るように指示してくれへんか?ワシがこんな身体で悪いなぁ」 と。

 そして会社と従業員が一体となり、一人の解雇者を出すこともなく、わずか二ヶ月で不況の波を乗りきったと言う。

 現在の日本に欠けているのは、経営者側と従業員側の信頼関係ではないだろうか?

 雇用者側は簡単に従業員のクビを切り、従業員は自分がお世話になっている会社や国の悪口を言い、労働組合は相変わらず自分の権利だけを主張する。

 こんなバラバラでは景気回復の兆しなど見える訳がない。

 又、日本国民全体を見ても、何かの努力をしているだろうか?と疑問に思う。

 かの北大路魯山人は、一流の料理人とそうでない料理人の違いは才能や腕では無い。やる気があるかないかの違いだけだと。

 そして福沢諭吉はこう説いている。

 「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずといえり。されど今広くこの人間世界を見渡すに、賢き人あり、愚かなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有り様雲と泥との相違あるに似たるは何ぞや?その次第甚だ明らかなり。実語教に、人学ばざれば知無し、知無き者は愚人となりあり。されば賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとに由(よ)って出来(でく)るものなり」

 要は、人は生まれによっての差別は無いが、人の努力次第で良くも悪くもなりますよ、と。

 景気に好不況の波があるのが当然であるし、生活の困窮も深刻である。で、あるからこそ職場の上司に畏敬の念を払い、上下関係を緊密にした上で、その後でも不平不満は遅くない。

 この不景気を乗り切る為に、誰でも今すぐ出来ること。それは、自分がお世話になっている会社や国に感謝の気持ちを持ち、国民が一体となって困難を打破することである。


 以上、英傑のお言葉をお借りしつつ、乱文雑文にて。



 長い長い冬もそろそろ終わりを告げようかと思われますが、穂高はまだまだ白銀の世界です(画像中央はアルピニストの憧れ、槍ヶ岳)。

 しかし、コンクリートに囲まれた都会の冷たさとは違い、木々と土によって、たっぷりと水分を含んだ空気のおかげでしょうか、体感気温は暖かく感じられます。

  又、季節の変わり目でもあり、雪山は非常に危険ですので、登山家の方々には今一度、安全の確認と、登山前には登山届けを、下山後には下山届けの徹底をよろしくお願いいたします。


 「雪どけの 土に顔出すふきのとう 恥じらい笑う乙女の如し   Nao 」



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投稿者: Nao

[編集長-ひとこと]

 僕も某企業をリストラという名の元に退職に追い込まれたのですが、尊敬できる上司、経営者ではなかったですね。

 そして、この世の中、松下幸之助や福沢諭吉のような経営者や政治家がリーダー・シップを取ってくれたなら、国民も一致協力の手を挙げるのですが...



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奥飛騨慕情(1) Just Like Paradise

冬だー!山だー!凍結だー!吹雪だー!温泉だー!


 日本列島、寒ーい毎日が続いてますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

 冬と言えば温かーいお鍋が最高ですが、食事の前に、まずは温泉。しかも雪を見ながらの露天風呂とくれば言うこと無し。


 てな訳で、今回はリゾート・バイト専門 人材派遣会社 「株式会社ヒューマニック」 さんのご紹介で、ワイド・ビュー ひだ25号 に乗って岐阜県は高山市、奥飛騨温泉郷にやって来ました。




JR 高山駅 JR ワイド・ビューひだ 25号


♪せーんろは続くーよー♪どーこまーでーもー♪野ーを越え山越ーえー♪たーに越ーえーてー♪

 
 ってな感じで岐阜越え下呂越え上呂を越えて、やって来ました高山駅。


 奥飛騨温泉郷には、こちら高山駅から濃飛バスさんで、およそ90分のワインディングロードを走ります。

 早速バスに乗り込み、小京都と呼ばれる高山の街を抜けて山へ山へとバスは行く。




濃飛バスの車内から見る雪景色


ほどなく走ると湯けむり漂う温泉街へ。


 実はこちらの奥飛騨温泉郷は、平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉と五つの温泉地から構成され、その湧出量は驚くなかれ、毎分27000リットルの豊富な湯量に恵まれているのです。

 具体的に言うと、一分間でドラム缶およそ135本!

 洗面器に換算すると、天文学的数字な量に匹敵する湯量を誇る日本最大級の温泉地なのであります。


 そんな豊富な奥飛騨温泉でご紹介いたします、記念すべき第一湯目はコチラ!




職場(ホテル)の寮のお風呂 天然温泉の源泉が出てくる蛇口


 こちら、寮のお風呂は何と24時間源泉掛け流しの天然温泉で、近づくだけでソレと分かる、香り漂う硫黄泉。


 でありまして、白濁した湯船には真っ白な湯の華が乱れ咲きってな感じで、んでもって、実働八時間の三食昼寝付きの朝から温泉三昧の、まるっきりパラダイスの デイヴィッド・リー・ロス みたいな職場から奥飛騨温泉郷をリポートしたいと思ってます。


 んで、お世話になってるホテル様の露天風呂もかなり素敵な露天風呂ですので、連載の中でご紹介させていただきたいと思ってます。


 と、重複になりますが、このような素敵な職場を紹介して頂いた株式会社ヒューマニック名古屋支店のS様にスペシャルサンクスです。


 てな訳で、奥飛騨温泉郷シリーズを次回も楽しみにしててねー!




投稿者: Nao

[編集長-ひとこと]

 実働八時間の三食昼寝付きの朝から温泉三昧で職住近接なんて、うらやましい限りです。

 これで、いつ派遣切りに遭うかどうかわからない雇用じゃなくて、正社員採用だったなら、まさしく天国だろうねぇ~。


 前シリーズの 「下男日記」 のマキさん に対しては理想の関係に至らなかったNaoんだったが、今回は 奥飛騨慕情 ならぬ肉襞(にくひだ)慕情に突入できるか否や~(笑)



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渡辺喜美元大臣 自民党離脱!


(時間帯や接続状況により視聴できない場合は、時間が経ってからどうぞ)


この議員のお父様、故・渡辺 美智雄 氏は、いたるところで 「ミッチー」 と呼ばれてました。


 が、僕はミッチーと言えば、やはり 堀江 美都子 さんです。


 『キャンディキャンディ』 をはじめ、『花の子ルンルン』 『ボルテスV』、そして 『あばれはっちゃく』 と、数々の名曲を歌い続けて下さる永遠のアイドル。

 
 年上好きの僕としては、空色のミニスカートにハイソックスは、萌え~です!




投稿者: Nao

[編集長-ひとこと]

 堀江 美都子 おばさんは、僕よりも7つ年上だから当年とって51歳・・・

 でも、そんな年齢を感じさせないくらいのキュートな女性ですね。


 ついでにいうと、アニメ・オタクの間では、「ミッチー」 とは呼ばれずに「ミッチ」 です。


 で、僕はアンソニー(ミドル・ネーム)なんで、よく、「キャンディキャンディの白馬に乗った」と、言われます。

 って、これを理解してくれる人は、どれくらい存在するのだろうか?(笑)



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下男日記 (11) 下男の終焉

吉野山からの帰路 下山


ある日の午後。昼休みも終わり宴会の時間まで体が空いた私はシーツたたみを命じられた。

 シーツは比較的簡単に終わり、次は手間のかかる浴衣たたみだ。

 女中頭Tさんに、たたみかたを教えてもらう。

 慣れてくると意外と簡単だ。

 要は縫い目のままに折ればよいだけのことだ。

 興に乗ってたたんでいるとBさんが入って来られた。



「明日から五連休やから辞めたい人は帰っていいらしいで」

 
 え?

 そんな、、、、、。

 突然どうしてですか?


 Bさんは「女将の四柱推命によると、専務と女将の運気が悪いからお客さんも断って休館にするらしいで」、と。

 四柱推命、、、、、。

 そんな曖昧なものに我々は振り回されていたのか、、、、、。

 
 そして宴会前の空き時間に、愛しいマキさんにその旨を伝えた。四柱推命によると云々と。

 するとマキさんは 「四柱推命、、、、、。そんな曖昧なものに私たちは、、、、、。」 と言った。



その日の夜。洗い物を片付けながら、いつも以上に私とマキさんはお喋りした。


 そして私が明日帰る事を伝えるとマキさんは、まだ悩んでいると答えた。

 いずれにしてもマキさんとは今夜限りでお別れだ。

 
 それならばいっそ。



 と思ったが、

 無理だ。

 歳が離れすぎている。

 
 マキさん。



マキさんは、思い出の中にしまっておこう。


 寒い時は熱いお茶を、宴会後の暑い時は冷たいお茶を、淹れ合って飲み合ったマキさん。

 疲れている私にお饅頭を差し入れてくれたマキさん。

 朝ごはんに一切れの鮭を二人で分かち合ったマキさん。


 そのマキさんが和服の袖の中からそっと手渡してくれた物がある。

 お客様の手のつけていない炊き込みご飯を、私の為にラップで包んでおにぎりにしてくれた。


 最後まで優しいマキさん。

 大好きでした。



翌朝。言われた通りに10時にフロントへ。


 支配人からお給料をいただく。しめて112000円。

 支配人にお礼を述べ、インターホンで女将さんに挨拶をする。

 その後、お別れをしようと探すも、下男や女中達の姿が見えない。

 挨拶もせずに帰ることになる。

 最後はこんなものか。


 まあいい。愛しのマキさんには昨夜、挨拶をすましている。



こうして休日二日をはさむ、私の延べ十八日間に及ぶ下男生活はあっけなく幕を閉じた。


 なんだか帰りのケーブル代さえもったいなく思い、山道を独りトボトボ歩いて駅を目指す。
 
 吉野山駅に着き切符を買おうとすると、やおら発車のベルが鳴った。

 あわてて切符を買わずに飛び乗り車掌室でお金を払う。

 
 シートに座り一息つき、バッグの中から、昨夜マキさんがくれたおにぎりを取り出し、かぶりつく。

 そのおにぎりは、マキさんのフワリとした優しさと、少しの涙の味と、初恋の甘く切ない香りがした。




下男日記  完。



「あとがき」


 超短期連載のつもりがネタの尽きぬ職場だった故に、思いがけず中期連載になりましたが、皆さま楽しんでいただけたでしょうか?

 今回は少々悪い条件での職場でしたが、現在は派遣会社さんからの紹介で、かなり好条件のホテルで働いております。

 下男日記は面接無しの飛び込みでしたが、やはり派遣会社さんを通した方が色々な面で恵まれます。

 と言うことで、次回からは温泉三昧の連載を始めますので、引き続き 『強引に My Way』 の応援をお願いいたします。

 それでは、下男日記の最後までのお付き合い、本当にありがとうございました。




投稿者: Nao

[編集長-ひとこと]

 四柱推命にもとづいて旅館の経営をするなんて!

 そんなもんで、旅館を休業にしたりとかって、それでは、従業員の生活や訪れる宿泊客は、いったい何なんだ~~?


 まぁ、細木ナントカという水商売上がりのバァさんの言うとおりに人生設計しているOLや主婦も多いらしいが...


 まぁ、なんだ、この吉野編はもっと引っ張って、内容の濃~い~連載にして欲しかったのだが、Nao さんのマキさんへの思いとか色々、人生色々♪ があるので、ここで終焉を迎えたのでした。

 次回のNaoさんの「奥飛騨慕情 編」に期待しましょう。



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誕生日 with 41歳の春だから・・・(動画)


(時間帯や接続状況により視聴できない場合は、時間が経ってからどうぞ)


 四十数年前には、親父のチンポの管の中に居た僕ですが、とうとうバカボンのパパと同い年になりました。


 今年は子供の頃からの放浪癖全開で、旅日記をアップしたいと思います。

 現在、外は枯葉散るどころか、猛吹雪だったりします。

 うー、寒い。




投稿者: Nao

[編集長-ひとこと]
 
 Naoさん、誕生日おめでとう!つーか、偶然にもウチの馬鹿彼女(こと、顧問のキョンキョン)と誕生日が同じなので、忘れずに憶えているんだけれどね。まぁ、生まれ年は違うけれど。

 で、僕の41歳の春を迎えたときは、行きつけの居酒屋のママさんに、元祖天才バカボンのエンディング曲(* 動画を参照のこと)を歌われてしまいました~。

 

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下男日記 (10) 下男の恋

エイエイウォー(えいえい魚~)


相変わらずチンコが勃たない毎日が、続いている。


 私の睾丸は、すでに活動限界を突破してしまったのだろうか。

 職場に女気、と言うか若い女性が一人もいないのも原因の一つかもしれない。

 
 しかし、そんな左官屋みたいな厚化粧の女中のオバハンの中でも、マキさんという、和装の似合う細面の美人さんがいる。

 声も透き通った綺麗な声でスタイルも良い。後ろ姿のうなじも色っぽく何より働き者だ。

 口だけ達者の女中の中で、配膳に回された私とマキさんの間は急激に親しくなった。

 嫌な仕事は互いに譲り合う女中達の中で、二人は次第に気心が知れ、お互いに気を使い合う仲になっていった。

 

 そして私はいつの日か頭の中がマキさんでいっぱいになってしまうのであった。


 しかし、この女性(ひと)が、あと十歳、いや五歳若ければ、と悔やまれてならない。

 なにしろ、三十歳の息子さんがおられるというのだ。

 
 その話を聞いても私の、このマキさんと一緒にいるだけで幸せな気持ちになる感情は、何なのだろうか。

 しかもマキさんが休みの日なんか淋しくて切なくて、胸がキュンとなって仕方ない。

 君に胸キュン♪ で、ある。

 
 翌日、優しいマキさんの姿を見ると心強い。

 優しさと切なさと心強さ、だ。



ある日の休憩後。 マキさんが「まったく、もう!」と怒っておられる。


 どうしたのですか?と聞いてみると、昼休みに、寮の中でブサイクな壁塗り職人の女中達が聞くに耐えない様々な悪口を大声で喋り合っていると言う。

 そこで、聞いているだけで疲れるマキさんは一人で近所の喫茶店にコーヒーを飲みに行くと言う。

 そして、帰ると女中達が「マキちゃん、まだまだ若いなぁ。nao君とデートしてたんか。二人は仲が良いしなぁ」だと。

 更にマキさんが居ないとなると大声で 「マキちゃんとnao君はデキてるねん。私は何でも知ってるねん」 と。

 マキさんは言う。 「私とnao君はお互いに助け合う仕事の仲間なのに、どうして、あんな事言うの。nao君と私は仲間よねぇ」 と。

 私は 「そんな下品な噂を流す人って元々が下品な性格な人ですから気にしないでおきましょう」 と言いながら...


 「マキさん。私は貴女に仲間以上の特別な思いを、抱いているのだよ。」 と、そっと心の中でささやいた。



終業後。ユニットバスで入浴を終え、疲れた身体を横たえつつ ・・・


 マキさんと私が...もしも... と、想像したら少しだけチンコが起きた気がした。

 
 そんな妄想を抱きつつ、今日も夜はふけていく。



* 画像は、吉野山の温泉の淡水エイです。




投稿者: Nao

[編集長-ひとこと]

 Naoさんの年上好みというのは、今に始まったわけではいので、これといってビックリはしないのだけれど、今回だけは、なんか特別っていう感じが伝わってくるね。

 しかし、肉体関係になったらなぁと、妄想するNaoさんが、ちょっとカワイイぞ(笑)



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下男日記 (9) 下男の立ちつくし

吉野山周辺ナリ

下男の仕事は大まかに分けて洗い場、部屋掃除、布団敷き、そしてシーツ類の洗濯がある。


 とりわけ地下三階から地上二階へとシーツや浴衣を持って運ぶ地獄の階段登りが一番の苦痛である。

 が、その後のプレス室の仕事は、椅子に座ってシーツをプレス器に挟み、じっと見ているだけ、という足腰が疲れきっている下男達にとっては魅力ある、一番の人気スポットだ!

 
 当然、下男新入りの私に、そんな素敵な仕事が回ってくるはずもなく、今日も女中に混ざって配膳だ。

 この仕事でうんざりするのが、女中達が大声で喋る、女将さんの悪口と仕事の文句だ。

 聞いているだけで肩が凝る。

 
今日のお客様は、某県のお寺さんと檀家さん。高野山から吉野山への旅行の打ち上げだ。
 

 宴会は始めからハイテンションだ。例によってビールやお酒や焼酎を配する。

 そこに、たまたま厨房から言われたのだろう。ひょっとこマンが大量のかぶら蒸しを乗せたワゴンを、慣れぬ手つきでオロオロと運んで来た。

 それを宴客様に配しようとすると、お椀に蓋が無い。

 
 それを見た女中の中でも、とりわけ口の悪いM子が、ひょっとこマンに 「アンタ何やってんのよ!蓋が付いてないじゃん!アンタ馬鹿じゃない?かぶら蒸しに蓋をするなんて常識じゃん!あったま悪いわねー!知らないんだったら邪魔しないでくれる。こっちは忙しいんだからさぁ」

 これには私もムカッとした。

 彼は運んでくれと言われたから、運んで来ただけだ。

 
 すると 「そんなこと!俺にわかるはずないやろーっ!」

 ひょっとこマンが、吠えた。 あの卑屈なひょっとこマンが、大声で吠えた。

 大広間の宴席のお客様が 「ギョッ」 として振り向かれた。

 肩で息をしつつ、ひょっとこマンは去って行った。

 
 残されたM子は「なーにを興奮してるの、バーカね。私は何も言ってないのにね。そう思わない?」

 他人の悪口を言った後に 「そう思わない?」 と、付け加えるのが程度の低い連中の特徴だ。

 つまらん。


 結果、M子は私とのバトルの末、この三日後に、この旅館を辞めた。

 
 その日の夜。お女将さんから「nao君、悪いけどお寺さんと檀家さんの二次会がラウンジであるから手伝ってくれない?」との事。


 下男の私に断れるはずもなく、夜の八時過ぎにラウンジへと。

 くたくたに疲れきった足腰にムチ打って、直立不動のギャルソン仕事だ。否、過酷さ故に近衛兵か、とも考える。

 
 とにかくキツイ。銀盆を前に、ただ立つだけだ。

 チンコは勃たないのに、身体は直立不動である。

 
 ラウンジでのカラオケは時を追い、盛り上がる。

 直立不動の私がふと見ると、天井のクルクル回る七色のカクテルライトに反射して、お坊さんの頭がキラキラ光るのを見て吹き出しそうになる。

 イカン!絶対に笑っては駄目だ!

 そう自分で自分に言い聞かせる。

 
 しかし、適度な緊張感は笑いを覚醒させる。

 覚醒モードに突入だ。

 何とかして笑いをまぎらわせようと視線を変えると、残り二人のお坊さんの頭もキラ光りして乱反射状態だ。

 
 私の腹筋は、すでに臨界点を超えている。

 頬の肉も、ヒクヒク引きつってきた。

 
 限界だ。

 もう限界だ。

 そう自分で判断した私は、トイレに走る。

 便器に向かって笑いを吹き出した。

 
 何とか笑いを鎮め、カラオケが終わったのが夜の十一時だ。

 その後、お客様を送り出しテーブルの片付けをし、女将さんと二人で深夜にパーテーション(仕切り)とテーブルを元に戻す。

 戻しながら女将さんは、女中の悪口を言っていた。

 下男の私は、どっちもどっちだ、と思った。

 
 
 明日も六時前に起きよう。

 それが、下男の宿命なのだから ・ ・ ・




投稿者: Nao

[編集長-ひとこと]

 ひょっとこマンのその後の動向も気にかかるが、Naoさんの勃起不全が続く(インポなわけだが)チンコの具合が気にかかる~!(笑)


 今回も長文でしたが、一気に読めたました。次回も、期待しております。



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下男日記 (8) 下男の日常

「実話時代」 5月号

毎日が本当に忙しい。毎日毎日、団体のお客様が50~70名様で来られる。


 忙しいのはありがたいが、それも程度の物である。ここで下男の生活をご紹介しよう。


 下男の朝は早い。交替であるが出勤時間は六時、もしくは七時だ。

 寮であるので通勤時間は無いが、Nさんは地下三階の穴蔵から地上三階の玄関まで毎朝、階段を登りながら 「泣きそうになる」 と言っておられた。

 ここまで来ると職場ももはや死刑場だ。


 余談ではあるがNさんは仕事の後、窓の無い部屋にいると息が詰まるので毎晩、眠くなるまで階段の踊り場で座っておられる。

 時折、携帯電話で話しておられる姿を拝見するが、ご家族だろうか。

 いや、お互いに余計な詮索をしないのが下男達の暗黙の了解なのでやめておこう。

 
出勤後、お客様の朝食の配膳を済ませ、順々に来られるお客様に笑顔で挨拶をする。


 と、間髪入れずに下男達は素早く客室の布団あげに走る。

 私は何故か女中達に混ざってご飯を盛り、お味噌汁をお出しする。


 そして一通り終われば我々も朝食をいただく。

 その頃にはすっかり九時だ。朝が早い故にお腹もペコペコだ。

 しかし、朝はまかないが無いので、おかずは、お客様の手の付けていない鮭や玉子焼きを下男や女中達は奪い合って、、、、

 いや、分かち合って食べる。


 しかし本当に何もない日も多々ある。味噌汁とお茶と水は飲み放題である。

 が、おかずが何もない。そんな日の下男達は、食卓の前で 「何にも無い、、、、」 と、立ち尽くす。

 
 私が食卓の片隅をふと見ると、板前さんが気をきかせてくれたのだろう。天カスが置いてある。

 そこで下男達はご飯の上に天カスを乗せ、味噌汁をかけてザッパザッパと掻き込む。


 「朝から天丼だ、、、、」 自嘲気味に誰かが呟いた。


朝食後。皆で各部屋、ロビー、大広間、トイレ、欲情、ではなく浴場へと手分けして掃除に走る。
 
 
 チェックインのお客様に間に合うように、早く丁寧な掃除を心掛ける。

 時間に追われるので、あっという間に十二時だ。

 そこで昼食をいただくのだが、まかないのおばちゃんが異様に無神経で、揚げ物なぞ、段ボール入りの卵の、あの例のでこぼこしたヤツで油切りをするのである。

 不衛生極まりない。当然、埃よけの被せは新聞紙だ。

 しかし、食品添加物を拒否し、精神疾患で二日で一食の生活をしていた私でも、労働の後の空腹には勝てるはずもない。


昼食後。お客様の都合によるが、およそ二時間から三時間の昼休みをいただく。


 この時ばかりは窓の無い部屋が、本当にありがたい。

 寝不足の身体には、窓の無い穴蔵は昼休みには最適である。

 
 とは言え、暇な時には活字を読みたくなる。

 が、前の人が置いて帰ったのだろう。こんな雑誌 (『実話時代』)の愛読者とは、下男はやはり、と。


昼休みも終わり夕食の配膳に取りかかる。とにかく、下男はかがみ仕事である。
 

 勢い、腰も悪くなるし第一、生活が不規則だ。

 そう言えば私もここに来てから、疲れの故か、チンコが一度も勃ってない。


 それはそうと、お客様が夕食に来られたら戦争だ。

 ビール、お酒から、かぶら蒸し、天ぷらなど温物のお出しなど、女中はパニック状態におちいる。

 私もあたふたとオーダーを確認しつつ料理、酒類をご提供する。

 チンコなんか勃ってる暇は無い。


夜も八時を過ぎる頃。最後のまかないの食事。


 そして、洗い物を済ませるのが十時過ぎだ。

 
 明日の朝も早い。


 
 明日の朝は、ちゃんとチンコは勃ってくれるのだろうか・・・




投稿者: Nao

[編集長-ひとこと]

 まさか、あのNao さん(笑)が、インポになってしまったとは・・・

 僕なんか、疲労困ぱいに陥ると、逆に下半身だけが元気になったしまい困ってしまうのだけれど。(「疲れマラ とは、昔の人は、なんて洒落たことをいうのか)

 きっと、疲れ過ぎどころではないくらいの極限状態なのだろう。


 ガンバレ~ Nao さんとNaoさんのチンコ!(笑)



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下男日記 (7) 下男の休日

吉野山の某温泉


休館日。疲れきっていた身体が目覚めたのは午前11時だった。


 丸々12時間寝ていた計算になる。

 こんな日は目覚めにビアをプシュッとするのが私の楽しみだ。

 軽く酔い心地のまま従食(従業員食堂)へ。

 
 聞いてはいたが、やはり休館日は、まかないも休みだ。

 今朝のお客様のチェックアウト後に全員休みに入ったのだろう。館内はシンシンとしている。

 
 とにかく疲れた身体をほぐそうと近くの温泉へと。

 フロントで千円を払い、案内された浴室へ。

 内湯で軽く身体を流し露天風呂へと。

 樽の露天風呂が疲れきった身体に心地よい。音をたててほぐれていくようだ。

 しばらく、二層の熱湯(あつゆ)と温湯(ぬるゆ)を行ったり来たりする。



大和の地酒 「やたがらす」 の樽酒


客は私と、もう一人、男性がいるだけだ。気がね無くゆっくり出来る。


 すると、かの男性が喋りかけてこられた。

 「あの酒樽の酒、自由に飲んでいいらしいで」と。


 何故だ?私はそんな話は一言も聞いていない。

 もしやフロントで私が下男である事がバレたのか? 私が下男である事を知っての差別を?

 いや、そんな訳あるまい。単に言い忘れただけであろう、と気を取り直す。

 下男は卑屈であっても下衆であってはならない。


 件(くだん)の男性は樽から注いだ酒を美味しそうに飲んでいる。

 私も彼に習い、一合升を手に取り酒樽の栓を引き抜く。

 勢いよく飛び出る酒を升に注ぎ飲もうとする。と、酒の表面に小さい虫がいっぱい浮いている。

 先の男性は横で美味しそうに飲んでいる。

 
 私の分だけ虫がいっぱい浮いている。


 これもやはり私が下男と知っての嫌がらせ、、、、。

 もうよそう。あまり深く考えると、またぞろ精神疾患が復活する。



昼酒露天風呂は極楽なり


改めて注ぎ直し、昼酒露天風呂を楽しむ。


 冷えた酒が喉に心地よい。


 入浴後。 町中の食堂でカツ丼を食べ、館内の自動販売機でハーゲンダッツのアイスクリームを購入。

 中々贅沢だ。


 その後、窓の無い穴蔵でウトウトと。

 目が覚めると、夕方の六時前だ。お腹が空いたので、かねて用意のどん兵衛を。

 
 しかし、お湯が無い。鍋もヤカンも無い。

 だから缶ビールの空き缶に水を入れて、備え付けの電熱器でお湯を沸かす。

 沸いたら熱いので身体を拭くタオルで缶を持ち上げて、どん兵衛に注ぐ。
 
 
 しかし、箸が無い。

 箸が無いからアイスクリームのヘラで、どん兵衛をすする。


 こうして下男の休日は暮れて行く...




投稿者: Nao

[編集長-ひとこと]

 昼間の明るいうちに、酒飲んで風呂に入って・・・

 こんな時は、「♪小原庄助さん、なんで身上つぶした? 朝寝朝酒朝湯が大好きで、それで身上つぶした、あ~もっともだぁ、もっともだぁ♪」 と、民謡の 『会津磐梯山』 を、歌いたい・・・(笑)

 

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下男日記 (6) 下男 翔ぶ! か?

実質・7階の窓から見た光景


休館日前日。忙しかったのと、実に五ヶ月ぶりの仕事のゆえに身体がクタクタに疲れきっている。


 以前はこの程度の仕事なら楽にこなせていたのに、やはり身体は正直だ。

 わずか三日目にして悲鳴をあげるとは。

 何にせよ今日一日頑張れば明日は休みだ。


 とは言え修学旅行生の後片付けが大変だ。とにかく学生に必要の無い部屋の備品が全て出されているので、それを元に戻さねばならないのだ。

 これが結構重労働で、布団だけでも数十枚運ばねばならないのである。

 やっとの思いで作業を済ませ、さあ休みだと思いきや、まだ日が高い。

 
 そこでBさん共々、各部屋の窓拭きを命じられた。仕方あるまい。吉野山は世界遺産だ。よって景色が非常に美しい。

 従って窓は常に綺麗であらねばならない。世の常である。しかも当然二度拭きだ。

 
 Bさんに説明を受け、ソロリとサッシに足を掛ける。

 以前にもご説明したが吉野建ての建物は三階が玄関である。そして地下三階に当たるフロアが
一階だ。

 そして私が窓拭きを命じられたフロアは四階である。つまり地上七階部分の窓のサッシに登り外窓を拭くのだ。

 当然、命綱などあろうはずもない。下を見ると頭がクラクラする。

 
 二部屋目に取りかかった時、Bさんが様子を見に来た。

 私が 「ここから落ちたら確実に死にますよね」 と冗談めかして言うと、Bさんは真顔で 「三人くらい死んでるからなぁ」 と言った。

 確かに言った。三人くらい死んでいる、、、、。

 三人でも四人でもなく「三人くらい」である。



落下すれば、確実に死ぬのだ!


かように下男の命は軽い。紙の如く軽い。


 否、紙ならフワフワと落ちるだろうが、下男が落ちたら地面に向かって急降下、である。

 私は 「え?労災はおりたのですか?」 と聞くと、Bさんは 「さあ...」 と答えた。

 Bさんは悪い人では無い。むしろ他人の嫌がる仕事を積極的に引き受ける非常に良い人であるし働き者だ。

 朱に交われば赤くなるとはこの事か。


 しかし、窓拭きの最中に下男として転落死をされた方々は本当に無念だったであろう。

 心の中でそっと合掌しているとBさんが 「四人目にならんようにな」 と、冗談とも本気ともつかない口調で言って去って行った。

 
 何故か私は急に寂しくなった。

 とは言え命じられた全室を済まさないと終わらない。

 細心の注意をはらい、ようやく最後の部屋に来た。

 さて、これだけ終われば休みだ。

 と思い足を上げ右足をサッシに乗せると、何故か左足がすくんで動かない。

 
 何故だ。

 
 そして腰もふやけたように力が入らないのだ。

 その時、私の勘が働いた。私は自分自身の勘を信じる方だ。

 私の中の勘がこう囁いた。この部屋の窓を拭くと、本当に落下して死ぬぞ、と。

 
 私はどんな仕事であれ、中途半端は嫌いだ。

 しかし、それは命の安全が保障されての事である。

 私は自分自身の勘に従い、作業を中断することに決めた。自分に嘘をつくことになるが、やむを得まい。


 雑巾とバケツを片付け、最後の部屋を去ろうとした時、誰かの呼ぶ声が聞こえた気がした・・・




投稿者: Nao

[編集長-つぶやき]

 よいか、落下対策! 足場の確認!

 安全帯の確実装着!絶対 無事故!

 ご安全に!




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下男日記 (5) 下男の無責任

髪の毛が浮いた茶碗蒸しを作り直してもらうべく板場へ。


 板前さんに旨を伝えると、「何ぃー!」 と叫び、大急ぎで作り直す。

 とは言うものの茶碗蒸しだ。盛り付けるだけでなく時間がかかる。

 と、丁度夕食交代とのことで私は軽く夕食を頂いた。


 その後、広間に戻ると女中達が何やらワイワイ騒いでいる。

 聞いてみると、その後、スープ状態で食べられない茶碗蒸しと青虫入り茶碗蒸し。そして段ボールの切れはし入り茶碗蒸しと次々と苦情が相次いだそうだ。

 その話をする女中達は、どこが何やら楽しそうだ。

 いや、完全に喜んでいる。他人の失敗がよほど嬉しいのであろう。



翌朝。朝食の配膳も終わり高校生達をお出迎えする。眠い。


 何しろ昨夜、洗い物が終わったのが夜の10時だ。

 ようやく寝付いたのが深夜2時で今朝は5時半起きである。

 眠くて仕方ないが、これも下男の宿命だ。

 高校生達が食事をしている間に我々も交代で朝食をいただく。


 するとBさんが血相を変えてヨーグルトの箱を抱えて走って行った。

 下男2日目の私だ。気にすることもあるまい。

 と、ここで思い出した。昨日、トラックから下ろした大量のトランクケース。

 下ろしたと言うことは積まねばならぬのだ。朝からすでに硬直している筋肉だ。果たして耐えられるだろうか?などと言う私の心配は希憂に終わった。

 何故なら私はバケツ・リレーの中でトランクをゴロゴロと転がすだけの位置をゲットしたからだ。

 そして、、、、。やはりと思ったが、トラックの荷台の前でトランクケースを持ち上げる一番しんどい位置には、案の定 ひょっとこマン がいた。

 人間の幸、不幸を私はグッと噛みしめた。

 
 そして。



お見送りの後、速、館内放送で全員集合を命じられた。何やら不穏な空気だ。
 

 話し始めた女将さんの唇がワナワナと震えている。

 何でも、昨夜の茶碗蒸しに加え、今朝の朝食のヨーグルトに賞味期限切れが20数個混ざっていたそうだ。

 しかもスタッフの誰一人、女将さんはおろか、支配人、専務にも報告をしていなかったと言う。

 これには添乗員さん、教師、そして生徒さんも激怒したそうだ。

 女将さんは言う。失敗は人間だから誰にでもある。でも、どうしてフロントに報告しないの!?と。

 すると女中の一人が 「お言葉ですが女将さん!そんな事言ったって、茶碗蒸しの出てくる時間が遅かったんです!」 とか、とんちんかんな抗議をする。

 これには女将さんも激怒した。当たり前だ。女中の分際で経営者様に向かって何を言うか。

 恐れ多くも資本主義社会、日本だ。



更に女将さんの怒りは続く。板前さんの姿が見えない。


 Bさんが 「休憩に入りました」 と告げると、「まあいい。どうせコレや」 と自分の首を右手でトントンと軽くチョップする。いつ見ても不気味な姿だ。

 しばらく女将さんの注意が続き、我々は掃除へと。

 
 女将さんは「こんな話、ネットに流れたらどうしよう」と不安気だ。

 心配せずとも高校生だ。帰りのバスの中でブログの更新を携帯でしているのは容易に想像出来る。

 
 広間の掃除が終わり厨房に行くと、休憩の終わった板前さんが 「明日はお客さんが少ないから、あさっては休みだ」 と微笑んでいる。

 休みどころかクビだよアンタ。と言いたいのをグッとこらえる。

 断っておくが、この板前さんはものすごくきれい好きだ。間があれば掃除をしているし、腕も良い。そして何より人柄が良い。

 今回の件は、ありえない偶然がたまたま重なってしまった不幸だろう。

 
 何にせよ、明日一日頑張れば休める。と私は安堵した。

 その一日が恐怖との戦いとも知らずに...




投稿者: Nao

[編集長-ひとこと]

 どこの職場・現場でも、危機管理・リスク・アセスメントは重要視されているが、報告がなされないと、何にもなりまへ~ん!がなぁ~~

 と、ホテルの危惧はこれぐらいで。


 僕は、ひょっとこマン に、会いたいぞ~!(怖いもの見たさか...)



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下男日記 (4) 下男と高校生

吉野山 ああ吉野山 吉野山!


吉野山は道が狭いため、11mの観光バスは入ってこれない。
 

 通常のお客様なら29人乗りバスで送迎するのだが、今回は高校生だ。駐車場から歩いて来るとの事。

 ただ、荷物だけは先に到着すると言う。

 
 夕食の配膳をしていると館内放送で男連中が呼ばれた。荷物の到着だ。

 その数、何と1.5屯トラック二台分だ。

 それを運送屋さんと下男とで荷下ろしする。

 
 しかし、高校生にしては贅沢だと思うのが、大半がトランクケースなのだ。従って非常に重い。

 私が高校生の頃の修学旅行のなんぞ MSGのスポーツバッグ* だった。

 時の重みと荷物の重みを切に感じる。


 ふと見ると、ひょっとこマンの顔も苦痛に満ちている。

 彼も辛いだろう。

 
 ようやく全ての荷物を下ろした頃、生徒さんがやって来られた。

 お出迎えである。女将さんや支配人に混じり、中年男の下男達が、高校生に向かって小声で 「いらっしゃいませ。ありがとうございます」 と、呟きながら頭を下げる。

 下男に年齢差など関係無い。



一通りお出迎えを済ませ、私は配膳へと向かう。


 予定が狂い時間が押しているので、お風呂の前に食事だとの事。

 何とか間に合い、生徒さんにとってはお楽しみの夕食だ。

 メニューは味噌仕立ての鍋、エビフライ、サラダ、そして茶碗蒸しに、ご飯だ。

 最近の旅行社は不景気もあり買い叩いて来るのでこんなものである。


 私は空いた器を下げるべく、女中と共にウロウロしていた。

 すると女子高生の一人が私に 「すみませーん」 と、声をかけてきた。小柄で色白の可愛い娘さんだ。

 呼ばれて行くと彼女は茶碗蒸しの器を 「コレ」 と、言い差し出した。

 そこには髪の毛が入っていた。

 下男の私は女子高生に謝り作り直しを伝えた。


 しかしそれは、単なる序章であったことを私はまだ知るよしも無かった...



*編集部・注:「MADISON SQUARE GARDEN(マジソンスクエアーガーデン)」(米国・ニューヨークにあるスポーツ・アリーナ)のロゴの入ったビニール製のスポーツ・バッグ。1968~1979に日本のエース(株)で製造されていたが、中高生に圧倒的な人気があった。その後、偽物が大量に出回った。

 決してMichael Schenker Group(マイケル・シェンカー・グループ)やMobile Suit Gundam(機動戦士ガンダム)のことでは無い。ましてや、Monosodium Glutamate(グルタミン酸ナトリウム)などという人類の敵・化学調味料とは関係無い!



投稿者: Nao

[編集長-ひとこと]

 仕事初日から、いきなり、クレームかよ~。

 どうするNaoさん!さて、どうなるか??


 まぁ、飲食関係にはよくあることだけれど、それでもあってはならないのが前提...



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下男日記 (3) 下男の階段登り

窓の無い穴倉のような下男部屋


 下男生活初日。鬱で昼夜逆転の生活を送っていた私が昨夜、最後に時間を確認したのは午前四時であった。


 そして、けたたましく目覚まし時計が鳴ったのは午前六時半である。眠い。ものすごく眠い。

 しかしそんなわがままは許されない。なんと言え現在の私の立場は下男である。

 眠い目をこすりフロントへ。聞いていたように確かに今朝、チェックアウトのお客様は少ない。二組五名様だ。

 そして今夜の宿泊の予定は?と聞くと、北海道からの修学旅行生、220名だと言う。

 なるほど、それで今日の仕事に間に合うように急に呼ばれたのか。と納得しチェックアウトされたお客様の部屋の掃除に走る。

 
 掃除が終わるとBさんに呼ばれる。今日の修学旅行用のシーツを運ぶのを手伝って欲しいとの事だ。

 Bさんの後を追い、穴蔵横のボイラー室へ。

 ここで簡単に建物の構造について説明しておこう。吉野の建物の造りは 「吉野建て(よしのだて)」 と呼ばれ、国内でも珍しい、道路に面する玄関が三階である。

 そこから地下へ地下へと下り、一階と呼ばれるフロアは一般に地下二階となる。

 そして私の住む穴蔵は更に地下へと降りる地下四階に相当するフロアだ。

 ちなみにBさんはもう一つ下の地下五階の部分に住んでいる。

 少々ややこしいが、ここは吉野建てのルールで話を進めよう。要するに四階建ての旅館の地下二階にボイラー室が存在すると理解いただければ幸いである。

 
 そして私がBさんに命じられた仕事は、地下二階から階段で二階まで220人分のシーツと掛けカバーと枕カバーを運ぶのを手伝ってくれ、との事だ。

 四ヶ月間、寝たきりの私としては自信が無かったが、何しろ下男初日の身分である。断れる筈もなくBさんと二人、息を切らせながら運ぶ。

 三十分程度かかったろうか。ようやく運び終わった頃には腰が痛み、膝が笑っていた。

 いや、爆笑に近い状態だ。

 
 その後、細かな掃除や洗い物を済ませ、ようやく昼だ。食事が用意されているも今まで二日で一食だった身体である。ましてや階段往復の直後だ。おのずと胸から熱い物が込み上げてくる。

 Bさんには「食が細いんですぅ~」とか言ってごまかしながら、お味噌汁だけいただいて昼休みに入る。

 
 昼休み後の午後二時半。昨日まで忙しかったのであろう、今日の修学旅行に備えて休養を取っていた従業員が続々と集まって来た。

 皆で十名足らずだろうか。ふと見ると、私はその中に一人の小柄な男性を認めた。

 年の頃は五十代前半だろうか。五分刈りの頭に口は少し尖り、姿勢は悪く上目使いにこちらを見ている。


下男だ!まごうことなきこの人は下男だ!


 この人に赤いマントを着せ、黄金の冠を被せたらさぞかし似合うだろうと想像する。

 私は彼を秘かに心の中で 「ひょっとこマン」 と名付けた。

 
 下男は、他人の悪口を言わなければ生きていけない。卑屈でなければ生きていく資格がない。のである。

 それにしても見事な下男っぷりだ。彼を見ていると何故か映画 『ノートルダムのせむし男』 を思い出す。


 せむし男が恋をするのは許されるが、下男に恋は許されるのだろうか?



編集部・注: 画像はNaoさんの生活する 「穴蔵」 のような窓の無い下男部屋。(板の間・約6畳)白い壁に点在する染みは、強烈な湿気によるカビ。




投稿者: Nao

[編集長-ひとこと]

 よいぞ。よいではないか。

 この 「下男生活」 なんだか、つげ 義春 的な匂いがプンプンと漂ってきた。

 これからも、読者の方々と一緒に期待していきたい!



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