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騎馬戦GO! (ショート・ストーリー)

最近,我が家の庭にはハトが群をなして集まってくるようになった。


 いつの間にかドバトがドバッと。ハトはキライじゃないが、フンが凄い。


 クソッタレだ。糞害に憤慨している。フンガー!
 

 さて今日は日曜日だ。俺は居間で読書をしていた。やはりチェーホフはいいなあ。

 ページをめくっているだけで、賢くなった気分が味わえる。

 さすがは 「知恵豊富」。












投稿者:クロノイチ





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[ 2019/06/09 23:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

挑戦隊チャレンジャー・完全版 第二話「謎の戦神現る」 その5 (小説)

スーパーチャレンジアタックの直撃を受け、コーヒー党副総裁・マンデリーンは爆散した。

 
 手柄を奪われた挑戦隊の面々が我先に挑戦神ラインズマンに詰め寄っていく。


 「チャレンジ・マッハダッシュ!」

 叫びながらただ走るだけだが、全員意味もなく速い。


「何者だ、てめえ!」

 ブラックウーロンが怒声を張り上げる。












投稿者:クロノイチ





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[ 2019/05/14 23:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

挑戦隊チャレンジャー・完全版 第二話「謎の戦神現る」 その4 (小説)

紅紅茶郎は挑戦部部員の到着を心待ちにしながら、


 コーヒー党副総裁・マンデリーンが一人で切り盛りする露店スタイルのコーヒーショップの様子を陰で見張っていた。


 一杯十円のコーヒーではあるが、実際に飲んだ生徒の感想を聞くに、「今まで体験したことのないかぐわしい香りと芳醇な味わい」だそうで、行列が途切れないのも至極当然といった感じである。

(厄介だな。コーヒーの安売り自体は悪いことでも何でもないから、もしコーヒー党がずっとその路線を行くならば、俺達は、戦いを挑む大義名分を失ってしまう)
 
 そう考えた時、紅茶郎の脳裏にピンと閃くものがあった。












投稿者:クロノイチ





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[ 2019/05/12 23:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

挑戦隊チャレンジャー・完全版 第二話「謎の戦神現る」 その3 (小説)

モニターに映る紅紅茶郎は、修行の時に着る道着ではなく、年がら年中着ている紅茶色のハーフコート姿だった。


 「紅さん。その風景……学園内ですね。学食の入り口の向かって右側に並んで立っている三本の菩提樹のうち、一番奥にある木の東側の幹が間近に映っています。樹皮の特徴からして間違いありません」
 

 緑玉郎は無駄に詳しく紅茶郎の居場所を指摘した。












投稿者:クロノイチ





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[ 2019/05/05 23:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

挑戦隊チャレンジャー・完全版 第二話「謎の戦神現る」 その2 (小説)

鴨見季彩は緑玉郎に向かって、ムッとした表情でこう言った。


「緑先輩! わたしは、びすかに大事なことを忠告しようとしてるんですから、勝手に入り込んできて、茶化さないでください!」


「茶化す? 僕は心の底からのお茶好きですから、お茶と化せるものなら化したいと思っていますが、さすがに僕の科学力でもそれは無理ですね」

 玉郎が肩をすくめる。












投稿者:クロノイチ





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[ 2019/04/15 23:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

挑戦隊チャレンジャー・完全版 第二話「謎の戦神現る」 その1 (小説)

黒烏龍が大きな湯飲み茶碗になみなみと注がれた凍頂烏龍茶をすすりながら、悔しそうに言った。


 「茶飲み話といっても、負けちまった後だからなあ。愉快な話にはならんよな」


 「龍さんは特にコテンパンでしたからね。得意とする卑怯な闇討ちが全然通用しませんでしたし」
 
 玉露を煎れるための湯冷ましをしている最中の緑玉郎が辛辣な台詞を吐く。










投稿者:クロノイチ





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[ 2019/04/05 23:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

挑戦隊チャレンジャー・完全版 第一話 「襲来! コーヒー党」 その5 (小説)

クレーターの底のコスタリーカの目に輝きが戻った。


 おもむろに立ち上がった次の瞬間、背負ったリュックサックからのジェット噴射で地上に飛び出し、挑戦隊の行く手に立ちはだかる。 (しまった、退路を断たれた)

 
 レッドダージリンは自分の判断の遅さを悔やんだ。

「なかなかやりますね。あと五パーセント威力が大きかったら、あたくしといえども無事では済まなかったでしょうね。── でもここまでですよ」

 じりじりとコスタリーカが挑戦隊に迫る。レッドダージリンが固有武器の「トワイライトニング日刀(にっとう)」を取り出して構え、ブラックウーロンが「昇竜剣」を抜き放った。












投稿者:クロノイチ





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[ 2019/03/16 23:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

挑戦隊チャレンジャー・完全版 第一話 「襲来! コーヒー党」 その4 (小説)

挑戦隊としての初めての戦闘。


 それは実にあっけないものだった。


 コスタリーカの合図で、いかにも戦闘員風の男達がわらわらと地下から湧いて出たのだが、はっきり言って弱過ぎて戦いにならないのだ。

 どうやら相手は、茶色の全身タイツにコーヒー豆を象ったお面をかぶっただけの普通の人間らしい。

 各人が常人のおよそ十倍のパワーを持つ挑戦隊に到底敵うわけがなかった。

 軽く撫でてやれば、それで簡単に何メートルも吹っ飛んでしまう。












投稿者:クロノイチ





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[ 2019/03/05 23:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

挑戦隊チャレンジャー・完全版 第一話 「襲来! コーヒー党」 その3 (小説)

コーヒー党首領・キリマンジャロの襲来から一か月後。


 対コーヒー党用戦闘装備である「チャレンジスーツ」が完成した。


 玉郎がいつも着ている戦闘学生服をヒーローっぽいデザインに手直ししただけだったため、かなり短い開発期間で済んだようだ。

 これを着装することで、誰でも通常の十倍の力(玉郎のみ強化服の重ね着がプラスに働き、通常の百二十倍の力)で戦うことができる。











投稿者:クロノイチ





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[ 2019/02/24 23:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

挑戦隊チャレンジャー・完全版 第一話 「襲来! コーヒー党」 その2 (小説)

挑戦部がコーヒー党の存在を初めて知ったのは、半年前の四月。挑戦部創部記念茶会でのことだ。


 それは、学園内の日本庭園に朱傘と毛氈をしつらえての野点(のだて)だった。


 点前は茶道裏表千家(ちゃどう・うらおもてせんけ)家元・千宗者(せん・そうじゃ)の孫娘であり、生徒会長でもある千宗華(せん・そうか)(高等部三年生)による本格的なものである。

 ちなみに裏表千家は、明治時代にたまたま 「千」 という名字を付けた男が興したというだけの新しい流派であり、三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)との血統上の繋がりは全くない。











投稿者:クロノイチ





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[ 2019/02/16 23:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

挑戦隊チャレンジャー・完全版 第一話 「襲来! コーヒー党」 その1 (小説)

時は近未来。


 ここはとある都市の郊外にある全寮制中高一貫のマンモス校・私立セントバーナード学園。


 その広大な敷地の一角に「挑戦部」の部室はある。校舎から完全に独立した巨大かつ極めてユニークな一戸建だ。

 その姿はまさし く「犬の顔をしたスフィンクス」 以外の何物でもない。さらには全ての面が金属でできており、実にメカメカしかった。空想の世界ならば間違いなく犬型巨大ロボットとして起動するであろう威容である。

 そんな不可解極まりないオブジェに自動ドアが付けられ、内部に幾つもの部屋が設けられて、「挑戦部」のためだけの部室として供されているのだった。











投稿者:クロノイチ





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[ 2019/02/03 23:30 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

夏の路地裏 (俳句)

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Photo by Anthony  撮影場所: 大阪市中央区谷町6丁目



蚊柱に 身を避け通る 路地裏か






*「蚊柱」 といえば夏の季語ですが、

 蚊が集団で飛んでいるかのように見えるけれど、アレは蚊ではなくユスリカという別の虫で、蚊のように吸血するどころか口が退化しているためにエサを食べられず、わずか数日の命。

 あの集団行動は、雄が雌に対しての存在をアピールするための求愛行動だそうだ。


 なので、蚊に血を吸われる心配は無いのに身を避けていた僕は、その避けた場所でヤブ蚊に血をすわれてしまいましたとさ。(笑)


 ちなみに、写真の下駄履きに半ズボンの今にも蚊にやられそうな足を出している人物は僕ではありません。


 この俳句が生まれた経緯は、13年前の以下の記事をご覧ください!

     ↓


 → 「路地裏のポコペン (その1)」 (2005/6/2)

 → 「路地裏のポコペン (その2)」 (2005/6/8)

 → 「路地裏のポコペン (その3)」 (2005/6/10)











投稿者:庵祖兄

(初出:2005/6/10)





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[ 2018/08/14 19:29 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(9)

ラーメン狂騒曲 (ショート・ストーリー)

息子のリクエストで夕食はラーメンということになった。


 途端に妻が張り切り始め、冷凍庫から得体の知れない骨を大量に引っ張り出してくる。俺は、そいつが寸胴で煮込まれる寸前に身体を張って阻止した。


 深夜にたたき起こされて「スープの仕込みに六時間掛けましたのよ。どうぞ召し上がれ」なんて言われても辛いだけだからだ。

 第一、それまで空腹でいろというのもひどい話である。











投稿者:クロノイチ





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[ 2018/05/26 17:04 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(2)

初秋の蚊 (短歌)

長話し 顔の痒みに 気をとられ

足下の蚊に ポツリポツリと








*残暑も過ぎて朝晩も涼しくなってきた今日この頃ですが、
 
 天気の良かった今日は夕方になってもけっこう暑くて、短パンで近所をブラブラしてました。

 近所の顔見知りのオバサンとの立ち話がけっこう長くなって、「今夜の夕食は何にする」「お酒はよく飲むの?」 なんて、たわいの無い話の途中に顔を蚊に刺されました。

 顔の痒みに神経を集中していたら、散歩で汗をかいていた足を蚊に何か所も刺されてしまいました。(笑)

 結局、合計13箇所もやられてキンカンの瓶を探しまくった秋の夕べ・・・












投稿者:庵祖兄





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[ 2017/09/26 17:14 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(5)

梅雨 と 梅酒 (短歌)

梅雨入りと ともに漬けこむ 梅の実よ

恋し梅酒 濃いし梅酒








*毎年、青梅が出回るこの季節に梅酒を漬けるのですが、1年間で飲む量を考えて結構な量を漬けます。

 一般的な4リットルガラス瓶の倍の大きさの8リットルのもの2瓶に漬けるんですが、今年は4リットル瓶を1つ追加しました。

 消費予想量を超えて飲んでしまうので、毎年のごとく梅酒不足に陥り(笑)市販の梅酒を買う始末。

 しっかし、市販のものは甘ったるいのが多い割には、梅の味が薄い。。。

 我が家では買ってきた青梅にプラスして、隣家にある梅の木から落下した完熟梅も頂いてきて漬け込みます。すると、濃い~エキスが出るんでございます。

 糖分は氷砂糖ではなくて、天然の砂糖(キビ砂糖や黒糖etc)を毎日少量づつ追加していきます。甘味は控えめで。


 ああ、濃い~梅酒が恋しい。早く、濃い~梅酒が飲みたい。。。 

 後、半年から1年は待たないといけないか・・・











投稿者:庵祖兄





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[ 2017/07/10 18:34 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(9)

幻三郎旅日記 第二話 「決闘! 二十四 対 一」 その4 (小説)

二日後。 霧ヶ谷一風斎は、新たな当主となる人物の住む島にやってきていた。


 中国地方の日本海側に浮かぶ小さな島々のうちの一つである。名を御島という。


 海岸の周囲をぐるりと岩礁に取り囲まれており、その外側の海は一年を通してずっと波が荒いため、地元の漁師すら近づけない所だ。

 遙か遠い昔、御島は本州と陸続きだった。地殻変動で海中に没した岬の最奥部が、島となって残ったのである。

 その岬こそ、かつて岬護家と衛士によって守られていた、神の住まう聖地 「岬」 だった。












投稿者:クロノイチ





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[ 2017/04/18 23:45 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(2)

幻三郎旅日記 第二話 「決闘! 二十四 対 一」 その3 (小説)

衣服に付いた返り血は、すっかり雨に洗い流されてしまっている。


 その雨は徐々に激しさを失い、今は霧雨だ。ずぶ濡れの幻三郎は、ようやく洞窟の入口付近にまでやってきていた。


「誰だ!」

 細かい雨粒の幕の向こう側、行く手に小さな人影がある。

「やはり来たな、弥陀ヶ原幻三郎」
 
 野太い声が雨音の中を突き抜けてきた。背の低い男が入口を塞ぐようにして立ちはだかっている。












投稿者:クロノイチ





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[ 2017/04/13 23:56 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

入試前日 (ショート・ストーリー)

桃の節句が終わったので、お雛様を片づけた。


 うちのお雛様は享保雛といって、かなりの年代物だ。段飾りなどというものはない。


 男雛と女雛だけである。冠をかぶせた状態で幅・高さともに四十センチ以上ある大きな人形ではあるが、二体のみということでセッティングや収納にはさほど苦労しない。

 ただ、相当高価な骨董品らしいので、若干取り扱いに困る。既に女雛の髪が一部抜け落ちているし、男雛の手の甲にヒビが入っている現状で、これ以上状態を悪化させないためにも、湿気やカビや虫食いには常に気をつけていなければならない。











投稿者:クロノイチ





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[ 2017/04/06 23:19 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

幻三郎旅日記 第二話 「決闘! 二十四 対 一」 その2 (小説)

深い霧に覆われた小さな草原。


 既に草花はほとんど踏みしだかれ、背の高いものは皆無である。所々で黒っぽい土が剥き出しになってさえいる。

 
 弥陀ヶ原幻三郎は、忍び装束姿の二十四人の男にぐるりと取り囲まれていた。男達は、いずれも衛士という名に相応しい屈強の者ばかりである。

 その囲みは、幻三郎を中心として、半径五間の完全な円を描いていた。幻三郎が一歩動けば、囲みも動き、常に同じ状態を保ち続ける。

 
 衛士達は無言だった。表情もない。

 幻三郎は確かに 『天敵』 と名乗り、岬護幽一郎を殺したと宣言した。それでも衛士達は、動揺や憎悪を顔に出すことは一切しない。

 殺気もなく剣を構え、幻三郎を取り囲んだきりである。斬り掛かる様子を全く見せないのだ。












投稿者:クロノイチ





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[ 2017/03/27 23:31 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

幻三郎旅日記 第二話 「決闘! 二十四 対 一」 その1 (小説)

弥陀ヶ原幻三郎の行く所、必ず闘いの風が吹き荒れる。


 長年の兵法修行の過程で、あまたの武芸者の命を奪ってきた幻三郎には、彼を仇として付け狙う大勢の敵がいた。


 彼の剣名を伝え聞いて、腕試しにやってくる命知らずも後を絶たない。それゆえ彼は、全国どこにいようと、闘いを挑んでくる相手には不自由しなかった。

 
 時は元和四年(西暦一六一八年)、夏。大坂夏の陣において豊臣家が滅亡してから、三年が過ぎている。江戸幕府の統治の下、日本に長い泰平の時代が訪れつつあった。

 それでもなお、幻三郎の周囲では、常に戦国の時代の血生臭い風が、相も変わらず吹き続けているのである。












投稿者:クロノイチ





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[ 2017/03/21 16:17 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)