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世界遺産 富岡製糸場 (群馬県 富岡市)

先週、所用で群馬県に行ったついでに、時間がとれたので世界遺産の 富岡製糸場岩宿遺跡 を駆け足で巡ってきました。


 富岡製糸場には、「世界遺産になったから行ってみるか!」 という単純な理由で訪問しました。

 
 あまり、期待していなかったのですが、非常に良い意味で期待を裏切られました。(笑)  良かったです。

 工場関係の建物だけでなく、首長館(ブリュナ館)や寄宿舎、寮なども保存されているので、どのような環境だったのかがイメージしやすくて良かったです。 

 まるで明治時代にタイムスリップした気分になる。

 素晴らしい! お奨めです。





世界遺産 富岡製糸場_1


富岡製糸場正面入り口。


 富岡製糸場が建設されたのは明治5年(1872年)。


 平成18年(2006年)に国の重要文化財に指定、平成26年(2014年)には、「富岡製糸場と絹産業遺産群」 としてユネスコの世界遺産に登録されました。





世界遺産 富岡製糸場_2


国宝に指定されている「東繭置所」。


 壁に煉瓦を用いた 「フランス式の木骨煉瓦造」 が美しい! 


 長さが105メートル、高さ15メートル、幅が12メートルもあるとのこと。 圧巻です。





世界遺産 富岡製糸場_3


国宝 「東繭置所」(ひがしおきまゆじょ) の二階部分。


 一階は、シルクギャラリー、展示コーナー、体験・実演コーナー、売店などになっている。


 国宝には、三棟の建物が指定されている。

 なんと、群馬県初の国宝だそうです。 





世界遺産 富岡製糸場_4


国宝に指定されている 「操糸所」(そうしじょ)


 繭から生糸を取る作業が行われていた場所で、当時は世界最大級の工場だったとのこと。


 見ごたえがあります。





世界遺産 富岡製糸場_5


ユネスコの世界遺産登録記念銘





 → しるくるとみおか 富岡市観光 富岡製糸場 HP












投稿者: 霧島





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少年三遊亭団 (ショート・ストーリー)

その昔、「少年探偵団」 のパロディで、「少年三遊亭団」 というふざけたパロディを考えたことがある。


 「怪人二十圓生(かいじんにじゅうえんしょう)」 という謎の怪盗に、小咄(こばなし)少年が率いる 「少年三遊亭団」 が挑むというものだ。


 怪人二十圓生の名の由来である 「三遊亭圓生」 の名は、「柳家小さん」 と双璧をなす落語界の大看板である。

 その名を無断借用している怪人二十圓生に、「三遊亭明智小五郎」 の弟子である小咄少年は激しい怒りをぶつける。

 そして、怪人二十圓生の改名を賭けて小咄勝負を挑むのだった ・・・











投稿者:クロノイチ





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[ 2019/07/20 23:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

蔵王連峰 名号峰  Ⅱ (宮城県 川崎町)

蔵王連峰 名号峰_5
Photo by Kirishima


北蔵王縦走コースから望む雲上の 雁戸山 (1485メートル)


 誰とも会わないだろうと思っていたら、なんとこのあたりで、山形県側の蔵王ダムから登って来たというおじさんに出会いました。


 いやー、驚きました。 なんか、ほっとしたというか、嬉しくなりました。

 少し話をして別れた後、すごいスピードで登っていきました。

 年齢は、わたくしと同じくらいのようでしたが、すごい健脚です。驚きました。





蔵王連峰 名号峰_6


「追分」 にて。 


 ご覧のように、かもしか温泉経由コースは、ロープが張られていて通行禁止になっていました。


 栗駒山 のように火山性ガスが発生している訳でもないのになぜでしょう?

 不思議です。(笑)





蔵王連峰 名号峰_7


名号峰(1491メートル)山頂にて。


 後方の山は雁戸山。





蔵王連峰 名号峰_8


名号峰山頂から蔵王山(熊野岳)方面を望む。


 いつもとは逆で名号峰までは下りオンリーでした。


 帰りは登りオンリーです。 やれやれ(笑)












投稿者: 霧島





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コンプレックス と コンプレッサー (ショート・ストーリー)

最近気付いたことだが、どうやら弟は 「コンプレックス」 と 「コンプレッサー」 を取り違えているようだ。


「あいつ、俺にコンプレッサー持ってるようでさ」

 
 そんなふうに以前弟が言った時には、まあ言い間違えだろうなと思って、敢えて突っ込まなかった。

 
 で、昨日の弟の発言がこれである。

 どうやらテストの成績がとっても悪かったらしい。


「俺、もうダメだ。俺、頭も悪いし、要領も悪いし、性格もコンプレッサーの塊でさ……」

 
 コンプレッサーを固めてどうするんだと思ったが、落ち込んでいるようだったので、敢えて突っ込まなかった。












投稿者:クロノイチ





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[ 2019/07/12 22:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(2)

蔵王連峰 名号峰  Ⅰ (宮城県 川崎町)

刈田岳から蔵王山(熊野岳) ~ 追分 ~ 名号峰(みょうごうほう)とプチ縦走をしてきました。


 下界は厚い雲が広がり、どんよりとした天候でしたが、山の上は薄曇りで晴れ間もあり、涼しくて最高のトレッキングができました。


 大満足です。 

 
 賽の河原~かもしか温泉~追分経由のコースが通行禁止だったため、刈田岳のレストハウス(8:00発) → 蔵王山(熊野岳) → 追分 → 名号峰(9:50着)  名号峰(10:30発) → レストハウス(12:30着) 休憩含む。 約4時間30分のトレッキングでした。





蔵王連峰 名号峰_1
Photo by Kirishima


蔵王山(熊野岳、1840メートル)付近から見るお釜と南蔵王の山並み。


 雲海が広がっている。





蔵王連峰 名号峰_2


蔵王山(熊野岳、1840メートル)山頂。


 山頂の熊野神社に参拝してから名号峰に向かう。


 避難小屋から北蔵王縦走コースに入ると、誰もいなくなった。





蔵王連峰 名号峰_3


北蔵王縦走コースを望む。


 まるで広大な海原に浮かぶ島々だ。


 この辺りも コマクサ の群落地になっている。





蔵王連峰 名号峰_4


高山植物の女王コマクサ。


 避難小屋の東側一帯の礫地にはコマクサの群落が展開していました。


 写真撮影をしているおじさん、おじいさんがたくさんいました。

 岩手山や秋田駒ケ岳のコマクサ群落と比べると規模や密度は劣りますが、けっこう見ごたえがあります。

 コマクサは蔵王を象徴する花です。




 Ⅱ に つづく












投稿者: 霧島





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二階からメガスリー その3 (ショート・ストーリー)

CMの後、「二階からメガスリー」の後半部分が始まった。

 
 しばらく戦闘シーンを見ていた弟が首を傾げ始める。


「おかしい。今度の 『鼻水鬼(はなみずき)』、やたらと強すぎる。頭もいいし、余裕もたっぷりだ。もしかして、正体不明だった大首領なんじゃないか?」

「怪人のこと、ハナミズキっていうの? 綺麗な名前ね」












投稿者:クロノイチ





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[ 2019/07/08 23:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

二階からメガスリー その2 (ショート・ストーリー)

弟イチ押しの特撮ヒーロー番組 「二階からメガスリー」 を今日も見せられることになった。


 別にあたしはハマってなんかいない。


 嫌々である。 いや、ホントに。

 今日はなんかドロドロした話である。メガポイントが慢心から大失敗をやらかして、周辺の建物に損害を出してしまった。

 いきなり明かりを落とした作戦室で緊急会議である。


 それにしてもなぜ部屋を暗くするんだろう?












投稿者:クロノイチ





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[ 2019/07/07 23:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

義経寺 (青森県 外ヶ浜町)

龍馬山 義経寺(りゅうばさん ぎけいじ)は、三厩(みんまや)漁港を見下ろす高台に建っている。


 明治元年に、三厩の地に残る義経伝説にちなんで 「義経寺」 と呼ばれるようになったそうです。





義経寺_1
Photo by Kirishima


義経寺、浄土宗津軽三十三観音霊場 第十九番札所。  


 義経主従は、蝦夷が島(北海道)に渡る際この寺に滞在したという・・・・





義経寺_2


義経寺からの展望。 


 三厩湾が一望できる。


 石段を登ってトップまで行くには一汗かきますが、展望がすこぶる良いので苦労が報われます。


 この寺にたたずんで津軽海峡を眺めていると、義経主従は本当に北海道に渡ったのではないか!! と、思えてくるから不思議です。

 まあ、さらに大陸に渡ってジンギスカンになったなんてのは荒唐無稽な話なんですが・・・(笑)


 太宰の小説 『津軽』 には、義経寺ことが詳しく書いてあります。

「登つて見ようか。」N君は、義経寺ぎけいじの石の鳥居の前で立ちどまつた。松前の何某といふ鳥居の寄進者の名が、その鳥居の柱に刻み込まれてゐた。「うん。」私たちはその石の鳥居をくぐつて、石の段々を登つた。頂上まで、かなりあつた。石段の両側の樹々の梢から雨のしづくが落ちて来る。

「これか。」石段を登り切つた小山の頂上には、古ぼけた堂屋が立つてゐる。堂の扉には、笹竜胆(ささりんだう)の源家の紋が附いてゐる。私はなぜだか、ひどくにがにがしい気持で、「これか。」と、また言つた。

「これだ。」N君は間抜けた声で答へた。むかし源義経、高館をのがれ蝦夷へ渡らんと此所迄来り給ひしに、渡るべき順風なかりしかば数日逗留し、あまりにたへかねて、所持の観音の像を海底の岩の上に置て順風を祈りしに、忽ち風かはり恙なく松前の地に渡り給ひぬ。其像今に此所の寺にありて義経の風祈りの観音といふ。れいの「東遊記」で紹介せられてゐるのは、この寺である。私たちは無言で石段を降りた。

「ほら、この石段のところどころに、くぼみがあるだらう? 弁慶の足あとだとか、義経の馬の足あとだとか、何だとかいふ話だ。」N君はさう言つて、力無く笑つた。私は信じたいと思つたが、駄目であつた。鳥居を出たところに岩がある。東遊記にまた曰く、「波打際に大なる岩ありて馬屋のごとく、穴三つ並べり。是義経の馬を立給ひし所となり。是によりて此地を三馬屋みまやと称するなりとぞ。」私たちはその巨石の前を、ことさらに急いで通り過ぎた。故郷のこのやうな伝説は、奇妙に恥づかしいものである。

(太宰治 『津軽』 より)





義経寺_3


「堂の扉には、笹竜胆(ささりんだう)の源家の紋が附いてゐる。」

 
 とは、これである。





義経寺_4


義経主従は、義経寺前の浜から蝦夷が島(北海道)に渡ったという・・・・・


 今は 「義経海浜公園(よしつねかいひんこうえん)」 として整備されている。












投稿者: 霧島





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二階からメガスリー その1 (ショート・ストーリー)

弟は最近妙な特撮ヒーロー番組に凝っている。

 
 ありきたりの子ども向け集団ヒーローだと思う。でも、弟に言わせると 「センスがいい」 らしい。


 あたしは別に何の興味もなかったのだが、なんだかんだで口車に乗せられて、一緒に録画を見ることになってしまった。

 これが信者の布教活動か。恐るべし。


 タイトルは「二階からメガスリー」。












投稿者:クロノイチ





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[ 2019/07/06 22:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

竜飛漁港 と 太宰治文学碑

竜飛漁港 と 太宰治文学碑_1
Photo by Kirishima


国道339号線、通称 「階段国道」 


 この国道を100メートルくらい下っていくと、竜飛漁港に出る。






竜飛漁港 と 太宰治文学碑_2


竜飛漁港、竜飛の集落。


 高台に見える建物が 「ホテル竜飛」。


 ここから300メートルくらい行ったところに太宰の文学碑がある。





竜飛漁港 と 太宰治文学碑_3


竜飛漁港にある太宰治文学碑。


 太宰治をして


 「ここは本州の極地である。この部落を過ぎて道はない。ここは本州の袋小路だ。」 と言わせた漁村である。

 現在でもその面影は失われいてないようだ。 やれやれ。




「竜飛だ。」 とN君が、変つた調子で言つた。

「ここが?」 落ちついて見廻すと、鶏小舎と感じたのが、すなはち竜飛の部落なのである。兇暴の風雨に対して、小さい家々が、ひしとひとかたまりになつて互ひに庇護し合つて立つてゐるのである。

ここは、本州の極地である。この部落を過ぎて路は無い。あとは海にころげ落ちるばかりだ。路が全く絶えてゐるのである。ここは、本州の袋小路だ。読者も銘肌せよ。

(太宰治 『津軽』 より)





竜飛漁港 と 太宰治文学碑_4


太宰が一泊した本州最北の宿、旧奥谷旅館。


 今は竜飛崎の案内所になっている。 


 数日を要した太宰の津軽の旅は、毎日が宴会、酒びたりの旅だったようです。(笑)



露路をとほつて私たちは旅館(奥谷旅館)に着いた。お婆さんが出て来て、私たちを部屋に案内した。この旅館の部屋もまた、おや、と眼をみはるほど小綺麗で、さうして普請も決して薄つぺらでない。まづ、どてらに着換へて、私たちは小さい囲炉裏を挟んであぐらをかいて坐り、やつと、どうやら、人心地を取かへした。

「ええと、お酒はありますか。」N君は、思慮分別ありげな落ちついた口調で婆さんに尋ねた。答へは、案外であつた。「へえ、ございます。」おもながの、上品な婆さんである。さう答へて、平然としてゐる。N君は苦笑して、「いや、おばあさん。僕たちは少し多く飲みたいんだ。」「どうぞ、ナンボでも。」と言つて微笑んでゐる。

(中略)

六本のお酒が、またたく間に無くなつた。

「もう無くなつた。」私は驚いた。「ばかに早いね。早すぎるよ。」

「そんなに飲んだかね。」とN君も、いぶかしさうな顔をして、からのお銚子を一本づつ振つて見て、「無い。何せ寒かつたもので、無我夢中で飲んだらしいね。」「どのお銚子にも、こぼれるくらゐ一ぱいお酒がはひつてゐたんだぜ。

こんなに早く飲んでしまつて、もう六本なんて言つたら、お婆さんは僕たちを化物ぢやないかと思つて警戒するかも知れない。つまらぬ恐怖心を起させて、もうお酒はかんべんして下さいなどと言はれてもいけないから、ここは、持参の酒をお燗して飲んで、少し間まをもたせて、それから、もう六本ばかりと言つたはうがよい。今夜は、この本州の北端の宿で、一つ飲み明かさうぢやないか。」と、へんな策略を案出したのが失敗の基であつた。

(太宰治 『津軽』 より)












投稿者: 霧島





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竜飛崎 (青森県 外ヶ浜町)

今回の旅の最大の目的地竜飛崎にやっとたどり着きました。


 天候にも恵まれ、北海道をまじかに見ることができました。  良かったです。






竜飛崎_1
Photo by Kirishima


竜飛崎から望む。


 竜飛崎付近は標高100メートル前後の高台になっていてる。


 大地の東側からは、竜飛漁港やその向こう側に北海道の山並みが大きく一望できる。






竜飛崎_2


竜飛崎の先端付近。


 先端付近からは竜飛崎灯台や津軽海峡を挟んで、北海道の山並みが大きく見える。






竜飛崎_3


同じく竜飛崎先端付近からの眺め。 


 南の日本海側に目を向けると、岩礁と岬を交錯させた竜飛裏海岸と小泊岬まで一望できる。






竜飛崎_4


津軽国定公園 竜飛崎にある 『津軽海峡冬景色』 の歌碑。


 歌碑の前のボタンを押すと


「ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと

見知らぬ人が 指をさす

息でくもる窓のガラス ふいてみたけど

はるかにかすみ 見えるだけ

さよならあなた 私は帰ります

風の音が胸をゆする 泣けとばかりに

ああ 津軽海峡冬景色・・・・・」


 と、石川さゆりの 『津軽海峡冬景色』(2番の歌詞のみ) が、大音響で流れます。(笑)












投稿者: 霧島





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後悔先に立たず (ショート・ストーリー)

「後悔先に立たず」 という言葉がある。


 当然だ。後で悔やむから後悔なのだ。


 では、もし、仮に時空の法則をねじ曲げて後悔を先に立てることができたとしたら、どうなるのだろう。

 幸せになれるのだろうか。











投稿者:クロノイチ





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[ 2019/07/05 22:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

十三湖 と しじみラーメン (青森県 五所川原市)

十三湖 と しじみラーメン_1
Photo by Kirishima


十三湖湖畔、元祖 「しじみラーメン」 の和歌山。 


 後方にみえるのが、太宰が小説 『津軽』 のなかで 「人に捨てられた孤独の水たまりである」 と書いた十三湖である。


「やがて、十三湖が冷え冷えと白く目前に展開する。浅い真珠貝に水を盛つたやうな、気品はあるがはかない感じの湖である。波一つない。船も浮んでゐない。ひつそりしてゐて、さうして、なかなかひろい。人に捨てられた孤独の水たまりである。流れる雲も飛ぶ鳥の影も、この湖の面には写らぬといふやうな感じだ。」 (太宰治 『津軽』 より)


「やがて、十三湖が冷え冷えと白く目前に展開する。浅い真珠貝に水を盛つたやうな、気品はあるがはかない感じの湖である。波一つない。船も浮んでゐない。ひつそりしてゐて、さうして、なかなかひろい。人に捨てられた孤独の水たまりである。流れる雲も飛ぶ鳥の影も、この湖の面には写らぬといふやうな感じだ。」 (太宰治 「津軽」より)





十三湖 と しじみラーメン_2


和歌山の元祖 「しじみラーメン」。


 大粒のしじみがたっぷり入っていて絶品でした。 美味かったです。


 いわゆるシーフード・ラーメンよりは、遥かに美味いです。












投稿者: 霧島





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舞台・羅生門 (ショート・ストーリー)

※時代考証は全くしていません。


 新劇 「舞台・羅生門」 は初日から閑古鳥が啼く惨憺たる有り様だった。


 最終日、舞台を見に来ていた原作者に新聞記者がインタビューを試みる。


「芥川龍之介さんですね。取材させていただいていいですか?」

「いいですよ。まあ、舞台はこんな体たらくですが、僕は原作を提供しただけですからね。責任は一切私にはありません。ですから遠慮せず何なりと訊いてください」












投稿者:クロノイチ





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[ 2019/07/04 23:20 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

亀ヶ岡遺跡 (青森県つがる市)

新青森駅からレンタカーで、


 斜陽館 → 木造駅 → 亀ヶ岡遺跡 → 十三湖 → 竜飛岬 → 義経寺 → 蟹田 → 新青森駅と津軽半島をほぼ一周してきました。

 
 太宰治の小説 『津軽』 のコースの逆コースです。

 約200キロ!  けっこう強行軍でした。(笑)





亀ヶ岡遺跡_1
Photo by Kirishima


JR木造駅の巨大な遮光器土偶、通称 「しゃこちゃん」(笑)


 いやー、まじかで見るとすごいです。


 圧倒的な存在感。 巨大です。

 この土偶は、東京国立博物館に所蔵されていて重要文化財になっています。

 左足がついていたら、間違いなく国宝になっていたでしょう。





亀ヶ岡遺跡_2


亀ヶ岡遺跡の説明板。 


 亀ヶ岡石器時代遺跡 は、およそ12,000年続いた縄文時代の晩期(3,000年~2,300年前)にあたる遺跡です。


 ここからは、工芸品ともいえる大量の漆器が出土して注目を集めました。

 この辺りは、当時の日本で最も栄えた文化・亀ヶ岡文化の中心地だったようです。


 ちなみに、ここは中学生のころから行ってみたいと思ってたところでした。

 やっと、行くことができました。良かったです。





亀ヶ岡遺跡_3


亀ヶ岡遺跡。


 当時の北東北は、亀ヶ岡文化に象徴されるように日本で最も栄えたところでした。


 このあたりが、世紀の偽書と言われる 『東日流外三郡誌』 (つがるそとさんぐんし) が、書かれた遠因になっているのでしょう?

 『東日流外三郡誌』 (つがるそとさんぐんし) では、アラハバキ民族・アラハバキ神=遮光器土偶 「しゃこちゃん」 になっていましたね。(笑)











投稿者: 霧島





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小説の神様 (ショート・ストーリー)

唐突な質問だった。


「よう、姉ちゃん。 『マンガの神様』 って誰か知ってる?」

「手塚治虫でしょ。有名でしょ。知らないの?」

「アチャー。 『オサム』 っていうんだ。 『オサムシ』 かと思ってた」

「馬鹿ねえ。で、いきなり何でそんなこと聞いてきたの?」
 

  あたしがツッコミを入れると、弟は慌てた様子でこう言った。












投稿者:クロノイチ





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[ 2019/07/03 23:30 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

太宰治 記念館 「斜陽館」 (青森県 五所川原市)

先週、JR東日本の大人の休日俱楽部パスとレンタカーを使って、津軽半島を周ってきました。


 天候にも恵まれ最高の旅でした。





太宰治 記念館 「斜陽館」_1
Photo by Kirishima


太宰治 記念館 「斜陽館」


 明治40年、津軽の大地主・大富豪の津島源左衛門(太宰の父)が今の金額にして約10億円をかけて建築した入母屋造りの大豪邸である。


 旅館 「斜陽館」 として営業していたものを町が買い取り、1億円以上をかけて解体修復し、建築当時のままの姿によみがえらせたという。

 圧倒的な存在感。素晴らしい!!  まるでミニ 岩崎邸 である。(笑)





太宰治 記念館 「斜陽館」_2


内部の階段も豪華。


 米蔵にいたるまで日本三大美林のヒバを使っているという。





太宰治 記念館 「斜陽館」_3


津島家の仏壇。


 これも豪華絢爛!!   ほとんど 金色堂 です。(笑)





太宰治 記念館 「斜陽館」_4


泉水を配した庭園。


 太宰はこの家を 『苦悩の年鑑』 の中で 「この父は、ひどく大きい家を建てた。風情も何もない、ただ大きいのである」 と書いている。


 でも今は、国指定の重要文化になっている。


 太宰も喜んでいるでしょう?(笑)












投稿者: 霧島





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