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第五十四幕 メタルマクベス

ヘヴィメタ・サウンドが吠える   ゲキXシネ『メタルマクベス』


メタルマクベス


 ゲキXシネ「メタルマクベス」は、2006年に公演の、劇団☆新感線の舞台「メタルマクベス」の映像化作品です。脚色は宮藤官九郎。

 2206年。荒野と化した東京は、いくさが繰り返されていました。

 いくさで勝利を収めたESP王国の将軍ランダムスター(内野聖陽)は、親友エクスプローラー(橋本じゅん)と共に、城へと帰る途中、三人の魔女に逢います。

 魔女達は、ランダムスターに、彼がいずれは王位につくことを、エクスプローラーには、王にはならないが、王を生み出すことを告げるのでした。

 おなじみシェークスピアの『マクベス』を脚色したこの「メタルマクベス」は、魔女達が、ランダムスターに、予言めいた曲が入っている、1980年代に活躍したヘヴィ・メタルバンド「メタルマクベス」のCDを手渡したことから、舞台は、2206年の「マクベス」になぞったESP王国の物語と、1980年代の、メタルバンド「メタルマクベス」のメジャーデビューの様子とが交互に進行していきます。

 メタルバンド「メタルマクベス」は、その実力でファンをつかみ、メジャーデビューを果たそうとしていました。

 メタルマクベスを売り出すべくプロダクションもつきますが、その元社長(レスポール王:上条恒彦)は息子、元きよし(レスポールJr.:森山未來)を演歌歌手として売り出すべく、メタルマクベスは、そのバックバンドとしての地位に甘んじなければなりませんでした。

 そんなメタルマクベスを、メタルバンドとして売り出すべくローズ(ランダムスター夫人、林B:松たか子)がマクベス内野(ランダムスター:内野聖陽)に言い寄るのでした。

 かくして、メタルマクベスは、メジャーデビューを果たし、CDも発売の運びとなるですが、その後の路線の行き違いから、マクベス内野は、メタルを良く思わないパンク・グループに取り込み、バンクォー橋本(エクスプローラー:橋本じゅん)を追い落とすのでした。 

 宮藤官九郎が仕掛けたこの二重構造によって、舞台にはヘヴィメタ・サウンドが充満し、レスポール王を暗殺するランダムスターの野心が激情となってほとばしります。

 『マクベス』をヘヴィメタ・サウンンドで彩る大胆なこのアイデアに、わたしたちの心は否が応でも躍ります。

 くわえて、魔女達の予言が的中したが故に、王殺害後、新たな王の誕生との予言におびえ、遂には、夫婦共に破滅を迎える『マクベス』の物語が、バンクォー橋本を亡き者とした後の、グループの衰退と、その衰退をもたらした原因が、マクベス内野とローズの、(才能の)小さな者が大きな者をめざしたがゆえに迎えた破綻として補足説明されます。

 メタルバンド「メタルマクベス」の曲目に、わたしたちもシャウトせずにはいられない、ゲキXシネ「メタルマクベス」。

 これにのれなきゃ、損かも!




投稿者: 今井 政幸 


『メタルマクベス』公式サイト




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メタルバンド「メタルマクベス」頑張れ!
でも俺が後、10年若かったらな(-_-)
[ 2008/06/05 20:45 ] [ 編集 ]

メタルバンド「メタルマクベス」頑張れ!

彼らはみんな格好良かった!
[ 2008/06/05 23:00 ] [ 編集 ]

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