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第二十二幕 アーサーとミニモイの不思議な国

宝に満ちたミニモイワールド 映画「アーサーとミニモイの不思議な国」

「インディ・ジョーンズ」や「スター・ウォーズ」のような、「アーサーとミニモイの不思議な国」は、息をもつかせぬハリウッドのジェットコースター映画のフランス版といった趣ですが、最後はしっかり恋物語でしめてるところがフランス映画です。

 この映画は、子供から大人へと成長していく過程での成長譚の物語です。

 映画では、10歳の誕生日が強調されているのですが、この年齢の意味は特にありません。
 
 とある時期、子供は、大人へと変わる。そんな映画です。

 お話は、アーサーが一緒に住むおばあちゃんの家が借金の抵当として立ち退きを迫られていることから、アーサーが、男の子としての自覚に目覚め、その危機から救おうとする物語です。

 いまは、行方が分からない冒険家おじいちゃんの影響で、残された古い書物から数々のいろんな見知らぬ世界の有様、とりわけ、ボゴ=マタサライ族からおじいやんが感謝された発明能力、好奇心をアーサーも引き継いでいます。

 作り話めいた、おじいちゃんが部族からもらったというルビーを探すこと。これが、アーサーが家を借金から救えると考えた方法でした。

 かならずやおじいちゃんはどこかにその隠したルービーのありかへの手がかりを残してるはずだ。

 言葉は言葉の中に隠されている、シェークスピアの言葉をヒントに、遂に、アーサーは、手がかりを見つけ、体長2ミリという、ミニモイの国に辿りつきます。

 おばあちゃんの家の畑の中にある、ミニモイの国。

 わたしたちが、ミニモイの国を訪れることが出来るのは、一年に一回のとある日時に限られているとか、鍵を持っていないといけないとか、なりよりもミニモイの国に入れてもらうため、説得出来ないといけないとか、それなりの条件があるのです。

 だから、すでにミニモイの国を訪れたおじいちゃんも、そして訪れるアーサーも、普通のただの人では決してない、選ばれた者たちです。

 選ばれた者の冒険譚、成長譚は、だから、最後の最後には大成功に終わるのですが、アーサーが、とりわけ持っていた能力は、いろんな障害にも決してめげず、借金のかたに人手に渡る家を自分の手で必ず救ってみせるという強い信念でした。

 なでんも自分で試してみないと気が済まない、子供が持つ好奇心と負けず嫌いなおませな行動力。

 普通なら、子供がゆえに、みな失敗と終わります。例えば、車の運転が満足に出来ないので、木と正面衝突してしまうとか。

 大人とうまく会話をこなせなくて、相手の怒りをかい、10歳の誕生日のお祝いにもらったおもちゃの車を、こっそり、溝の中に落とされてしまうとか。

 しかし、物怖じしない選ばれし者の勇気は、「スター・ウォーズ」のダーズ・ベイダーがそうだったように、ぶっつけ本番の、モスキート乗りにも果敢に挑ませ、それなりの成果をあげ、高い評価を受けます。

 アーサーの無鉄砲な向こう見ずさは、やがて、王女セレニアの信頼を得るのですが、冒険譚行方にあった見出すべき本当の宝とは、セレニアの心であり、成長譚の行方にあった、子供から大人への転換とは、異性との出会いにあるという、フランス的粋なはからいのこの映画は、お見事です。



投稿者: 今井 政幸


「アーサーとミニモイの不思議な国」公式サイト







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ご説明からして

ファンタジー映画でしょうか?

シナリオは解りやすそうですね。今は、居ないおじいさんと言う部分も興味がそそられます。展開が2転3転しそうなら面白そうだ。
[ 2007/09/27 04:18 ] [ 編集 ]

ファンタジー映画でしょうか?

はい。ファンタジー映画です。
ミニモイは、三部作と予定されています。
2転3転の展開はまだまだ続きます。
[ 2007/09/27 07:53 ] [ 編集 ]

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