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15の夜

土曜日の夜。いつものように僕はディスコで踊っていた。


 女性同伴で。


 当時も今も、目の前の女性が苦手な僕は、閉店後、先輩、及びこれからセックスに溺れるであろう女性達に深夜の国道に車から追い出された。

 夜道を独りトボトボと歩く僕は当時ではめずらしいコンビニを見つけた。

 店内をウロウロしながら、本棚を見てなんとなく赤川次郎の 『愛情物語』 を手に取った。

 そのままファミリーレストランに出向き、朝が来る頃までに一気に読んだ。

 これが高校生の頃の赤川次郎との出会いで、バイト代はディスコ代と赤川次郎代に消えていった。

 
 母は赤川次郎作品をむさぼり読む僕を見て、人殺しの本が好きな息子だと断罪した。

 確かに、小学生の頃は江戸川乱歩が大好きだったが、だからと言って、お母さん。

 友人に息子を紹介する際に 「人殺しが好きな息子です」 って言い方はないだろ。

 僕だって、高校の退学勧告中の小屋の中で、H・Gウェルズや星 新一を読んでいたんだぜ。


 就職してからも、彼女がいない僕は本とギターの二股をかけていた。

 特に本に恋した僕は、どこへ行くにも本だった。

 食後に本、寝る前に本、通勤電車で本、本本本本♪ほほほホーン♪

 旅に付き合ってくれたり、人生を考えさせてくれたり、電車の中で笑いをこらえる練習をしてくれたり、オナニーの手伝いをしてくれたり。

 
 今はちょっと本を読めないけどね。

 鬱が治ったら、いっぱい本を読もーっと。


 ありがとう、本。








投稿者: Nao

[編集長-回想]

 たしかに、僕と知り合う人間は男女問わずして 「本好き」 の人が多いな。

 
 あ、、ウチのバカ彼女は除くね。

 字だけの本は読みたくない宣言をしてマンガしか読まないから...


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筒井康隆だったり中島らもだったり、『読んじゃいかん』てえ本を読んで人は大人になるんだよ
[ 2011/11/19 20:35 ] [ 編集 ]

啄木にあこがれて、

啄木の生き方に共感していたという、尾崎豊!!

十五歳の原点。。。。

豊は、啄木のこの歌に影響を受けたんだべな。

「 不来方の お城の草に 寝転びて 空に吸われし 十五の心」

神童と言われて将来を嘱望された啄木だったが、旧制盛岡中学に進学してからは、
文学と社会主義思想にかぶれて、劣等生になってしまったべ!
しょっちゅう授業をさぼっては、盛岡城跡に行き、文学書を読み、
短歌を作っていたのだ・・・・・

実に、みずみずしい! いい歌だべ。「不来方(こずかた)の お城」というのは、南部藩 盛岡城跡のことだな。


「 誰にも縛られたくないと逃げ込んだこの夜に自由になれた気がした15の夜」尾崎豊
[ 2011/11/20 20:41 ] [ 編集 ]

尾崎豊の存在はいいのだが、彼の歌の影響を受けたバカどもの存在を許せない。

僕のバイクを盗んだヤツと、ウチの風呂場のガラスに石をぶつけて割ったヤツ!
[ 2011/11/21 00:35 ] [ 編集 ]

あんがい、パンクだのハードコアだのといったヤツに読書好きが多いものだ。
汚い皮ジャンで酒臭いのに、ポケットに文庫本が入ってたりするんだな、これが。
[ 2011/11/22 16:19 ] [ 編集 ]

高校受験の当日、同じ高校を受ける友人と、朝からジョギングしようと、約束の時間に行ったら、友人は原チャパクって現れた。受験当日、原チャをパクる奴って一体?
[ 2011/11/22 17:08 ] [ 編集 ]

ただの窃盗犯です。
[ 2011/11/22 20:37 ] [ 編集 ]

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