旧 東北砕石工場 (岩手県 一関市)

岩手県南部の一関市東山町にあり、産業近代化遺産(国登録有形文化財)として登録されています。


 現在は整備され 「石と賢治のミュージアム」 の一部になっていて見学することができます。

 
 東北砕石工場は、石灰岩を粉砕して石灰肥料作るための工場でした。






旧 東北砕石工場 正面入り口
旧 東北砕石工場 正面入り口


 石灰肥料は、農地を改良し、耕作面積を広げ、収穫を増やし、冷害に襲われる東北の農民を救うために必要なものでした。

 
 晩年の宮沢賢治が技師として勤務し 東奔西走、活躍した工場としても知られています。







旧 東北砕石工場 敷地内
旧 東北砕石工場 敷地内


 昭和4年頃、工場主の鈴木東蔵は、土地改良のための肥料の研究をしているという賢治を知り、花巻まで訪ねて来たのでした。


 東蔵は、賢治にこう訴えましました。


 「東北砕石工場は、賢治さんが考えている土壌の改良には必要なもので、農民に安くて大切な肥料を大量に供給することができます。しかし、工場への注文は少なく、経営は苦しいのです。賢治さん、是非 技師として手伝って下さい」と。

 賢治は、どうしても工場を救ってやりたくなったのです。


 そして、二人は意気投合した。





宮沢賢治と東北砕石工場の人々
宮沢賢治と東北砕石工場の人々


賢治が工場を訪れたとき、工場主の鈴木東蔵や工場の人々と記念写真を撮りました。


 工場わきの 「群像のひろば」 には、そのときの写真をもとにした群像(ろう人形)がつくられています。


 後列右から4人目が賢治で、5人目が鈴木東蔵です。






再現されたトロッコ軌道とJR大船渡線
再現されたトロッコ軌道とJR大船渡線


東北砕石工場からは、大船渡線陸中松川駅まで、製品を運び出すトロッコ軌道があった。


 それと並行して、大船渡線の線路が走っている。


 このあたりは北上山地の南部にあたり石灰岩の大地が広がっています。猊鼻渓(げいびけい)や幽玄洞という鍾乳洞も近くにあります。

 石灰岩の大地に建つ工場!工場の立地としては最高ですね。

  








投稿者: 霧島


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どうもです。

一応、賢治は技師として勤めていたが、なんと、現場以外の
すべての仕事をこなしていたのである。

営業マン、得意先との交渉、コピーライター、宣伝、販促活動などなど
。。。ほとんど過労死状態でしたね!(涙)
[ 2012/05/19 08:22 ] [ 編集 ]

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