天神橋六丁目・二十五時……雨 (詩)

小詩集 『大阪ラプソディー』 より 47年前の詩


⇒ココ北入る・金融《宝》
お、オ! ミリタリールックの禿げ頭
 ──雀荘××──〇〇性病科
<Uターン禁止>
「ろくちょおめですゥ」
“この先の交差点 事故多し”
<左折禁止>で、「右向けェ、右ィ」
と、バー《白雪》
「ふぅじぃの白雪ゃ のお~えぇ」
“家・土地” 「いえいえ」
“求む女子アルバイト”
“ホステス募集中・高給優遇”
「可!」
ポロシャツの兄ちゃん、いわく
「…したいねん、…したいんじゃぃ!」
“世紀の対決”“ほねつぎ 技術最高”
《天六国重刃物店》
“酸素・アセチレン溶接”
 ──女五人。 「危険!」
“仏壇仏具その他いろいろ”
 ──パトカー通過。
<正しい交通 市民の誇り>
「とぉーい、トォーイ。その牌いただきぃ!」
突如、タイヤに吸い付いた女の髪の虚像。
「よおよお到着ぅ……」
「アフリカにも、あるんけ?」バー《ケニヤ》
その二階から眺むれば、
《新宿》が見える、
《箱根》も見えます。

カウンターに整列──晒し首の男ども。
向かい合って──毛むくじゃらの女たち。
「わいらわなぁ、グズラやどぉ!」










投稿者: 英泉

(初出:不明 )

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[ 2015/01/11 23:00 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(1)

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47年前といえば、僕が3歳の頃。

 記憶があるハズのない昭和40年代初めの大阪の風景が、思い浮かびます。

 今でも天六の交差点には雑多さが残っていますが、大阪万博を目前に控えていたこの頃の様子がうかがえます。
[ 2015/04/07 01:41 ] [ 編集 ]

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