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戎橋パントマイム (詩)

小詩集 『大阪ラプソディー』 より 47年前の詩


幽霊が吹き込んだ

希薄なガスで

ふうせんは力を帯び

ずんずん僕は吊り上ります。


街にはたくさんの人通り。

ア!女の子が笑った。

僕は手を振ります。

とても、かかんに手を振ります。


空から街は透けて見え、

小さなベランダの鳥かごで、

ぶっぽーそーが鳴いています。

扁桃腺を病んでいて、

寂しい声で鳴いています。


夕陽はふかーい影を投げ、

人々は急ぎ足になり、

足から順に透けはじめ、

骨々があり、神経があり、

それらは徐々に薄れてゆき、

はてはもうもう見えようがない。


おお、少女よ!

針の雨

針の雨が

バラバラ降ってくるよ。










投稿者: 英泉

(初出:不明 )

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[ 2015/01/14 23:00 ] Menu:05 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(0)

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