いのち (詩)

いのち_ねこ
Photo by Asagimadara



重き器を持って生を受け

いのちはどこから吹きこまれたか

役割を果たして

そうして元のところへ戻るのか


人であるということは地上に居て

雲を見つめ流れを追い

風の音に耳をそばだてる


迷うときには呼び声がする

独りではないと

そう語ってる


誰もわからぬ

けど知っているぞと声がする

祈りにも似た言葉に嬉しくなって

わたしはずっと雲を突き抜けて

天に昇る


どれだけの

どれだけの願いが

いのちがそこにあるのか


ちいさいな

儚いなと瞬きをすると

わたしは今いるところに戻って

暖かいぬくもりを目にするのだ


お前の数倍生きているぞと

樹が笑う

雄々しい


樹よりも太古から在るのだぞと

石が笑う


そのお隣に

変わること無く手のひらを広げて

救いたもうぞ

蓮の上に立つあなたがいる


いつかわたしは軽くなる

そうして元のところへ戻るのだろう

次はわたしが呼び声になる


無ではなく

今はいのちがわたしを燃やしているから











投稿者: 浅葱斑

(初出:2013/03/08 )

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