花嫁人形 (詩)

花嫁人形
"花嫁人形" Photo by Nao  撮影場所:和歌山市 加太 淡嶋神社



待つ人なく

ただ人待つだけの花嫁人形


髪を結い

おしろいを塗り紅をひく


いつの頃か箪笥の上にいて

いつの間にかいなくなった


探してみたけど見つからない

どこか哀しい花嫁人形


綺麗だね 綺麗だねと話しかけても

あなたは黙って踊りを舞うだけ


抱きしめられる

口づけを交わす

それすら叶わぬ花嫁人形


待つ人なく

ただ人待つ人形

白きあなたは花嫁人形












投稿者:Nao

(初出:2008/07/17)

[編集長-ひとこと]

 この花嫁人形の画像はNaoさんが、和歌山方面に旅行中に立ち寄った 加太淡嶋神社 で撮影したもの。

 人形供養で有名で、境内には2万体とも3万体ともいわれる数の人形が奉納されている。

 僕もここには行ったことがあるけれど、この花嫁人形が社殿の下の薄暗いところに恐ろしいほどの数が並べられていたのを憶えている。

 僕は寒気を感じながらもその姿に圧倒されたのだけれど、Naoさんは花嫁人形の哀しさを感じ取り、詩を詠んだのだろう。

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[ 2015/12/07 11:41 ] Menu:16 Anthony's CAFE 文化部 | TB(0) | CM(4)

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naoさんは、ナイーブに、
人形について感じたことを、句に詠んだのでしょうね
御冥福をお祈りいたします、合掌
[ 2015/12/08 01:30 ] [ 編集 ]

ちょっと怖いけど魅力的な人形です。

>加太淡嶋神社

凄いです。行ってみたいです。この郷愁を誘う魑魅魍魎感!

リンクのwiki のギャラリーの写真もいい。
是非行ってみたいけど・・・遠い・・・orz

花嫁人形って、どう言う経緯で購入され、どう言う経緯で役割を終えて奉納されて供養されるのでしょうか?
[ 2015/12/13 16:09 ] [ 編集 ]

雑草Z さん、


 僕はずっと、雛人形みたいに女性の憧れ「お嫁さん」として飾るという用途だと思っていたんですが、元嫁の実家の近くで「死んだ息子のために買う」という女性がいたので、用途が違うなあと、初めて知りました。。。。

 地方により違うかも知れませんが、未婚の男性が死んだ場合、せめて、あの世では、結婚できるようにという願いをこめて神社仏閣に奉納するものらしいです。決して、家で長い間、飾るものではないそうです。

[ 2015/12/15 02:16 ] [ 編集 ]

そう言えば・・・

 靖国神社にも、戦死した息子の為に花嫁人形を奉納した方々がいるとテレビで見た記憶があります。
加太淡嶋神社は人形供養の神社なのでしょうけれど、
花嫁人形に関しては供養と言うよりも、奉納の意味合いが強いのでしょうね。


兎にも角にも奉納、供養されてる無数の人形を実際に見て感じてみたいです。
[ 2015/12/16 22:29 ] [ 編集 ]

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